ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

comfy living代表「弘瀨美加さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、comfy living(コンフィ リビング)代表の弘瀨美加(ひろせ・みか)さんにお越しいただきました。

”暮らしの変化に寄り添うお部屋づくり”

コンフィリビングでは、シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納で、自立支援や介護予防に繋がる安心安全な住環境に整え直して、これからの人生を自分らしく、より豊かな暮らしを目指したアドバイスや実作業を行っていらっしゃいます。

22歳でご結婚されて間もなく、在宅での介護をする事になったという弘瀨さん。「義理の祖父が認知症を患い、私が介護をする事になったのですが、幼子を育てながらの介護は心身ともにとても負担が大きく、唯一の気分転換は、家の模様替えだったのです」
模様替えが好きなお父様の影響で、弘瀨さんの中で”模様替え=笑顔のモト”とのインプットがあったそうで、模様替えをすると、それまで置かれていた所から違う所へ行ったような気分に、沈んだ気持ちが前向きになった。「その繰り返しや、病気の進行とともに祖父の体の変化も出てきて、元気な時には気が付かなかった家の中の不便や危険を感じるようになり、”住環境も心と体に大きく影響しているんじゃないか”そこを何とかすれば、介護する人もされる人も心身の負担が軽くなるのではないか」
その様な思いを抱き、専門学校でCADを学び、子育て中はCADオペレーターとして、総合建設コンサルタントで勤務。お子さんが独立後、福祉住環境等を学んでいき、コンフィ リビングを開業されました。

家の中の何が将来的に高齢者の不便や不自由、危険な存在になるかという事は、長年同じ家に住み続けていると、当たり前になっていて気付き難いもの。
「自分が年を重ねて体が衰える事を想定して、家の中のモノを配置している方は少ないのですが、生きているという事は年を重ねて、やがて体にも膝や腰に痛みが出たり、手足の上がりが悪くなったり、物忘れが多くなったりと変化が出てきます」そこで、将来を予測したモノの配置や、転倒等の危険を取り除いて安全な生活動線を作るなど、住み慣れた我家で、少しでも長く自立した生活を送れるように、その方に合ったご提案をされます。  

又、「所持しているモノ、どこに何があるかを一緒に確認する事も大切」だと弘瀨さん。
「モノを通してこれまでの人生を振り返る機会にもなりますし、整理の作業をしながらお話しする事で、その方の好きな事・嫌いな事や思考も見えてきます」それは、ご家族にとっても重要な情報となります。介護が必要になった時も、一緒にその方の人生を振り返っておく事で、介護される側・する側、お互いにとって心の負担の軽減になる繋がるという事です。
「たとえ寝たきりになったとしても、その方がこの家の主だという尊厳を残したい」そんな思いを持ってお仕事をされていらっしゃいます。
弘瀨さんに相談してみたいという方は、comfy livingのホームページからお問い合わせください。

【あるある笑女(しょうじょ)隊】
相方の伴行恵さん(ファイナンシャルプランナーで不動産取引を熟知した社会福祉士)と共に、地域包括等で行っているシニア向け漫才風セミナー。
お金の整理等をアクティブな時から始めていただきたい。”笑って気付いていただく”をモットーにした活動です。

【たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト】
”地域一体となって見守り合えるまちづくりを進めたい”と、昨年6月、たまプラーザ在住・在勤の有志で結成。(コロナ禍により)今後はリアルからオンラインで地域を繋いで、認知症の理解を深めるセミナーや多世代の交流を行っていきます。➡ホームページ

◆なでしこの素◆
弘瀨さんのお仕事道具を拝見!





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