ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

里海イニシアティブ チーフディレクター「佐藤都世子さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、里海イニシアティブ チーフディレクターの佐藤都世子さんにお越しいただきました。

”コンブの力で脱・温暖化!”

里海イニシアティブとは、里山に対しての”里海”を指し、八景島シーパラダイス近くの金沢漁港で、コンブの計画養殖を行っています。
これは、脱温暖化に取り組む【ブルーカーボン ヨコハマ コンブプロジェクト】と言われ、海の中にも二酸化炭素があり、それを巨大海藻と言われるコンブが吸収してくれるのです。その吸収率はなんと、森林の5倍にも及ぶという事です。

4年前から始まったこのプロジェクト。佐藤さんは2年半前から携わり、主に年に一度行われる浜揚げ(コンブの収穫)の取りまとめをされていらっしゃいます。準備として、ボランティア募集や大学・観光協会への連絡、メディア対応に始まり、金沢漁港の方との調整から当日の仕切りまで。
又、一方で浜揚げされたコンブの味も知っていただこうと、コンブ料理やコンブ商品の開発にも力を入れており、そして、活動の普及(伝道師として)の為に各所へ足を運ぶ。「チーフディレクターは何でも屋さんなんですよ」と、笑顔でお話しくださいました。

収穫量は海の状況にもより一定数ではありませんが、凡そ6トン前後のコンブが毎年浜揚げされています。当初は里海イニシアティブのスタッフ3~4人で行っており、早朝から日が暮れるまでの時間を要していたそうですが、今は大学生からご家族連れまでボランティアの方が集まり、今年3月の収穫時は170名程の参加があったそうです。「浜揚げボランティアを通して、環境について知っていただきたい」という里海イニシアティブの皆さんの思いもじわじわと広がっているようです。

佐藤さんと里海イニシアティブとの繋がり、そのきっかけは、2018年の1月、横浜中央市場の朝一での”奇跡的な出会い”だったと仰います。
食に興味があったという佐藤さんは、以前よりよく市場を訪ねていたそうですが、何の前触れもなくたまたま、”コンブが地球温暖化対策になる!”という、里海イニシアティブが開催していたイベントに偶然にも通りかかった時に、閃きがあったのだそう。「今まで地球環境とは無縁の仕事をしてきましたが、最後の仕事として自分が求めていたテーマはこれだ!」という直感と、何よりこのプロジェクトに物語性を感じた事が一番の理由でした。

佐藤さんの目標は、日本各地の沿岸で同じ様にコンブの計画養殖がなされる事、そして持続可能な事業にするという事。その第一歩として、活動のサポーターを増やす。「特に地元、金沢漁港の地域の皆さま、及び金沢区の皆さま、更には横浜市の皆さまへCO₂削減の活動意義をご理解いただけるよう、活動を続けて行きたいと思っています。よろしくお願いします!」
是非、里海イニシアティブホームページをご覧ください。

又、生コンブやコンブ商品もホームページのオンラインストアから購入する事ができます。
その他、ヨコハマ・グッズ横濱001にも認定されています。

今年3月に浜揚げされたコンブですが、なんと八景島シーパラダイス水族館の水槽で泳いでいるそうです。珍しい生のコンブが水槽に入っている様子、魚の棲み処、隠れ家になっているコンブを見る事ができます。

<テレビ放映>
7月に、NHK朝の番組で里海イニシアティブの活動(種付けから収穫まで)が紹介される事が決まりました。日時など詳細は、里海イニシアティブのホームページでアップされますので、チェックなさってください。

◆なでしこの素◆
横浜金沢区産のコンブがこちらです!色が鮮やかで驚き、柔らかい触感にしっかりした味!!しゃぶしゃぶでポン酢をつけていただきましたが、箸が止まりませんでした!!!
コンブ、ヘルシーなのも嬉しいですよね♪

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