ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

Banda Mandacarinho リーダー「八木美楠子さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、作曲・編曲家でBanda Mandacarinho(バンダ・マンダカリーニョ)のリーダー、八木美楠子(やぎ・みなこ)さんにお話しを伺いました。

バンダ・マンダカリーニョはブラジル音楽のビッグバンドです。
ポルトガル語で、Bandaはバンド。Mandacarinhoは造語で、Mandacaruという名前のブラジル原産の20~30mにもなるサボテンの様な植物に、”~ちゃん”と呼ぶ時に付ける”~inho”というのと、”送る・届ける”という”manda”という動詞に”愛情・温かさ”という意味の”carinho”から、愛を届けるといった意味が込められています。
メンバーは17人。日本、アメリカ、キューバ、ブラジル、カナダのスーパープレイヤーが集まっています。2011年、「リズムもハーモニーもリッチなブラジル音楽を、ビッグバンドで表現できたら素敵かもね」というコンセプトの元、八木さんがブラジル人ピアニスト、パウロ・セザール・ゴメスさんと共に始め、来年は節目の10年を迎えます。

八木さんとブラジル音楽との出会いとは。「ちょっと人生で辛かった時に偶然、ブラジル人ミュージシャンのイヴァン・リンスという人の曲に助けられた」というエピソードがきっかけでした。

ジャズピアニストで映画音楽でも有名な八木正生さんを父に持ち、そのお父様が、「自分が死んだらハドソン川に骨を撒いて欲しい」と冗談のように言っていた事が本当に突然亡くなられ、ニューヨークへ渡った八木さん。そこで、「ことのほか体質に合っていた」事から、留学を決めて帰ってきます。

アメリカで語学学校に通いますが、学校がつまらなくなってしまったという八木さん。そんな時、日本の父親代わりの方から、「アメリカじゃないと勉強できない事を勉強して、自分の人生を生きなさい」という手紙を貰い、「じゃあ、ジャズをやろう!」と音楽学校へ。そして、自分を救ってくれたブラジル音楽を学びたいと学外でブラジル音楽の勉強をはじめます。
ブラジル音楽のハーモニー感やコード感に触れ、「こうきて、こういったら、こうなるよね!というセオリーの様なものをよく裏切ってくれる所も魅力」と仰います。「とても自由に、見た事のない素敵な場所に連れて行ってくれる。心の奥にある部分を”キュッ”としてくれる様なブラジル音楽の世界にがっつりはまってしまった」

そんな八木さんが率いるバンダ・マンダカリーニョのセカンドアルバム【LUZ BRASILEIRA(ブラジルの光)】が、先月リリースされました。
ライブ常連曲を中心に、心の底が躍り出す素敵なブラジル音楽を10曲収録。スペシャルゲストとして、八木さんの”恩人”でもある、イヴァン・リンスさんも参加されています。そして、メンバー全員がソロをとっているという待望の1枚です。
「自粛生活であったり、辛い生活が続いていると思いますが、皆さまのお家にも”ブラジルの光を”」

バンダ・マンダカリーニョ【ブラジルの光】は、タワーレコード、ディスク・ユニオン、Amazon、iTunesから購入できます。
バンダ・マンダカリーニョの最新情報はホームページフェイスブックページでチェックなさってください♪

◆なでしこの素◆
イヴァン•リンスさんと。

駐日ブラジル大使館後援の下、Motion Blue Yokohama等で定期的なライブ活動。
横濱ジャズプロムナードにも出演されています。
今後の活動も楽しみにしております♪

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