ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

ネパリ・バザーロ代表「高橋百合香さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、ネパリ・バザーロ代表の高橋百合香さんにお越しいただきました。

「人としての自信、誇りを得る姿を目の当たりにします。私にとっての喜び、幸せでもあります」

ネパリ・バザーロは、ネパールの大自然で育まれたコーヒーや紅茶を始めとした食品や、衣類・雑貨等、ネパールでの仕事作りを通して就業機会を生み出し、自立を応援する物づくりを行っていらっしゃいます。

学生時代、国際社会の中で紛争や戦争により難民になる、飢餓、恐怖に怯える子供達の存在を知り、「何か役に立ちたい!そういう仕事に就きたい!」とずっと考えていた高橋さん。横浜国立大学教育人間科学部 国際共生社会過程をご卒業されていらっしゃるのですが、仕事を選ぶ段階で、自分に何ができるのかというのが全く見つからなかったのだそう。モヤモヤしたまま、暫く大学を休学しインドへ渡った事もありましたが、そこで何か見つかったというわけでもなく、帰国。感じているモヤモヤを周囲の様々な人に伝えているうち、偶然ネパリ・バザーロに出会ったそうです。
扱われている商品が好きだった事。素敵な商品が沢山あって、生産者のストーリーが書いてあり、心が躍りました。物づくりを通して、人と人とが繋がるという事に「役割があるんだ!もしかしたら、自分にもできるかもしれない」と思えた事がきっかけとなりました。

「実は面接で落とされているんです」!!志望した当時、家族やパートナー等の都合で辞めてしまうスタッフが少なくなかったそうで、「退路を断って来なさい!」と言われてしまったと。それでも、その言葉で決心がつき、本当にここで頑張ろうと思えたそうです。
創業者から引き継いで代表として現在3年目。
商品は企画・開発からスタートします。現地へ行き、お付き合いしている村や顔が見えている生産者の方との直接のやりとりで、技術やそこで手に入るネパールの素晴らしい素材を見つけて、それをどういった形にしたら日本で喜んでもらえるか。又、技術に関して、日本の品質にまだ到達しないという時には、技術指導から関わるそうです。

高橋さんが大切にされているのは、人と人の顔が見える関係。信頼関係に基づいた繋がりを大事にした上で、物作りをする事。現場を大事にし、できる限り足を運ぶ。
創業者の土屋春代さんから初めに言われた言葉があります。【生産者は北極星】仕事をしていると色々な判断に迷う時が沢山出てくるが、そういった時の判断基準となるのは<生産者>という事。ネパリ・バザーロにとって良いか悪いかではなく、生産者にとってどうか。それも、今目の前の状況だけでなく、5年後10年後、更には次の世代を考えて判断するという、そういった心掛けをされています。

ネパリ・バザーロでは本当に素敵な商品が沢山並んでいます!ショップページ『verda(ベルダ)』からご購入いただけます。併せて、ネパリ・バザーロの活動もご覧ください。
又、JR根岸線・京浜東北線の本郷台駅にある『あーすぷらざ』に直営店が入っていますので、商品を直接手に取る事ができます!

更に、国内に目を向けた活動も行っています。
東日本大震災が起こった際、ネパリ・バザーロとして緊急支援をした中で、現地で仕事が必要だという声を沢山聞いたそうです。ネパールでこれまでしてきた事が、国内でも求められている事を痛感し、岩手県の陸前高田市の椿の実から油を搾った、食用の生しぼり椿油を製造。
又、沖縄カカオプロジェクトという事で、国内でのカカオ栽培に挑戦しつつ、沖縄と陸前高田の工房で、カカオ豆からチョコレートへ1枚全て手作りをしています。原料はカカオと黒糖のみという体にも舌にも心にも優しいチョコレートです。
商品の中には寄付ができるものもあり、代金の内500円が沖縄県にある、福島県の子供達の保養施設『球美(くみ)の里』に寄付されます。子供達の未来を守るために、保養支援となります。

◆なでしこの素◆
その沖縄カカオプロジェクトのLISAチョコレート。LISAとは、Low Input Sustainable Agriculture(低投入持続型農業)という、農薬や化学肥料をできるだけ使わず、自然や環境と調和のとれた持続可能な農業で発展を目指すというもの。
沖縄をイメージさせる素敵なラベル。細やかな配慮と沢山の手間、時間を惜しまず作られた優しい味を是非舌に乗せて思いを馳せてみてください!バレンタインデーにもぴったりですね♪♪♪

こちらは、ネパールの商品。代々鋳物を造っていらっしゃるというサヌバイさん、70代の職人さんの洋銀のカトラリーです。細かな仕事ぶりと、温かさがあります。

カタログも見応え、読み応えもあります!商品も豊富です☆

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