ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

ライフデザインラボ所長「船本由佳さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、ライフデザインラボ所長の船本由佳さんにお越しいただきました。

ライフデザインラボは、日本大通りの神奈川県住宅供給公社本社ビル1階にあるコミュニティースペースで、2018年4月にオープン。街の人達が集まり”様々な実験的な活動ができる場所”というコンセプトからラボと名付けられました。その実験とは、(フラスコなどがあるわけではなく!)”街づくりの実験室”がテーマとなっており、住みやすい街を考えた時、コミュニティーがどの様にしたら形成され、居心地の良い街とはどういう事かを試しながら、イベントや活動が行われています。

NHK横浜放送局のキャスター出身でいらっしゃる船本さん。2011年度のNHKキャスター表彰受賞というご活躍もされていらっしゃいますが、第一子出産の直前に退職。初めての子育てをしている時、言いようもない孤独を感じ、「社会と繋がっていたい」という強い思いから、2013年、ママ力(りょく)の会という任意団体を始動させます。当時0歳の子育てをしていたお母さん10人で立ち上げたもので、どんな事がやりたいか、子育て中どんな事が足りないか等、皆で色々な情報を集めてイベントを開催されていたそうです。

その活動の中でミシンの会がありました。入園や入学準備の時期にはランチョンマットや巾着袋等々、作らなければならないものが沢山ありますが、ミシンを持っていない家庭も多く、ミシンを持ち寄って創作をするという会です。活動を知った地域の方から寄贈を受け、最終的に9台のミシンが集まり、子育て世代のみならず様々な方が手作りする場となっていきましたが、ある時拠点としていた場所が無くなってしまうという事態に!ミシンを置かせてもらえる場所を探していた所、現在ライフデザインラボがある神奈川県住宅供給公社の理事の方の耳に入り、スペースの活用についての提案も受け、「コミュニティー活動も行っていきましょう!」とライフデザインラボとして新たにスタートをしました。

親子やお母さん限定でなく、様々な人が集い関わりを持つ場所として、現在”研究員”と呼ぶ仲間は50人に及ぶそうです。集まる人が”やりたい””必要”と思うイベントが開催されており、例えば、子育てをする人対象としてマタニティフォトやベビーマッサージ、ソーイングをしながらのおしゃべり会。その他にもキックボクシング、終活、実家(親)の片付け勉強会といったものもあるそうで、社会課題を意識したものや地域の繋がりを作るきっかけとなるイベントを心掛けていらっしゃるという事でした。ライフデザインラボのサイトから詳細をチェックしてみてください!
3月には、子育て世代向けの大きな交流会も予定されています。家族や仕事に流されがちの30代・40代が、自分をしっかり持ちながらこれからの人生の舵取りをしていく為、先駆者から話を聞いたり、参加者同士が話し合える機会を計画されてるという事です。
又、前身の”ミシンの会”も健在です。入園、入学グッズを作りたいという方、ラボのミシンチームの皆さんがサポート!ご連絡なさってみてください♪

「これまでの既成概念を取っ払って、色々な生き方、働き方をしている人に会ってみたい」「多様な生き方が認められる社会になるといいな」船本さんの抱かれている思いに触れました。


◆なでしこの素◆
《ローカルメディアコンパス》というカードの形のワークショップツールを開発されました!

メディアの世界で仕事をされてきた事から情報発信の勉強会も行われている船本さんですが、このカードにはメディアの現場でのヒヤリハットが書かれています。


今の時代、誰もが情報発信できる様になり、例えば”商店街の情報発信をしている”方、”企業の広報でSNSを担っている”という方も多いと思いますが、色々と分からないハードルが沢山あります。
その、ちょっと難しいかもしれない情報発信の現場の話をカード形式で学び、話のきっかけにもなるというもの。
なるほどな~という着眼点です!
2/29にはお披露目会が予定されています。皆さんが活用できるまであともう少しです♪


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