ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

イラストレーター「金久華さん」

こんにちは!半田あいです。

今回のファンケル ヨコハマなでしこは、フランス パリで生まれ育ち、現在もフランスにお住まいのパリジェンヌ•イラストレーター金久(かねひさ)華さんにお越しいただきました。

(ご主人の出張で来日された際にお話を伺いました!)

現在はパリの郊外にあるジャンティイという町にご主人と2人のお子さんとお住いだそうです。

お父様が日本人、お母様が中国の方で、幼少期から鹿児島に住む祖父母の元に定期的に来日されていたそう。日本に遊びに来たり、またお祖父様お祖母様が日本の雑誌や漫画を送ってくれていたことから、フランスに住みながらも日本は密接にあったのだということです。

ご結婚され、2013年から昨年までは横浜にお住いでした。そして、『ポムとポアル』というパリから来た猫のカップルが、みなとみらいや中華街といった横浜の名所を旅して巡るイラストを描いていらっしゃいます。

小さい頃から絵が好きだったそうですが、イラストレーターとして出発するには時間を要したとのこと。お父様は東京大学ご出身、フランスで物理の研究をされ、お母様はパリ大学で教鞭をとり、叔父様も研究員であったり、お祖父様は大学病院の院長という家系から仕事に対してのプレッシャーを感じてきたと金久さん。エコール•サントラル•パリ工学部とミラノ工科大学建築学部をご卒業。パリのドミニク•ペロー事務所や、日本では東京で隈研吾さんの建築事務所でも勤務をされていました!建築の世界での第一線に身を置かれていましたが、2次元の絵を描いて行きたいと、アーティスト•フローランス•レモンの元で絵を習得したそうです。

『ポムとポアル』は、金久さんの猫好きから着想♪そして、パリジャンのムスッとした猫が描きたかったのだそうです。水彩画です。建築家であったことから、建物を描くのもお好きだということ。

ポストカードにもなっている『ポムとポアル』は、日本丸ボードウォークショップ、赤レンガデポ、ランドマークタワーショップ、県立歴史博物館で販売されています。又、メイドインヨコハマのネット販売もあります。金久さんの感性とユーモアに溢れたパリジャンな猫のキャラクター是非、手にとってみて下さい♪

そして、ビックリエイティブ・ショップ2019にも参加されます。
場所:赤レンガ倉庫1号館1階
期間:2019年9月12日(木)〜2020年1月13日(月・祝)

因みに、翻訳のお仕事もされている金久さん。”機動戦士ガンダム“の和仏翻訳も担当されています。フランスでは”NARUTO“や”ゲゲゲの鬼太郎“も大人気なんだそうです!

下のお子さんも秋から幼稚園へ行くことから、また絵に集中できると金久さん。バンドデシネ(フランスなどを中心とした地域の漫画)に挑戦してみたいとのこと。去年取り壊されたという鹿児島のお家を描いてみたいそうです。”異国と記憶“といったテーマが好きだということですが、横浜のポストカードや新たなプロジェクトを通じて、もっと考えていきたい。先祖と違う国に生まれ暮らしていること、自身のアイデンティティーは何なのかということをよく考えるそうです。金久さんにしかできないものをこれからも生み出していただきたいです!

◆なでしこの素◆

フランスでもイラストレーターデビューをされている金久さんのパリのポストカードです!日本の浮世絵が大好きだという、そんなタッチも見られますね。

top