
桐島瑞希です!
今日のファンケル ヨコハマなでしこは、作家の小松成美さんでした。
鮮やかなワンピースがとってもお似合いです^^
「作家」というと、クールで硬いイメージがあったのですが、小松さんは知的で尚且つ女性らしい華やかな雰囲気の持ち主です^^
以前はOL生活を送っていたそうですが、20代半ばになり生涯情熱を傾ける仕事を得たいと思い、本が大好きだった小松さんは本を書く側になろう!と決心し、執筆活動を始めたそうです。
現在では、作家として25年のキャリアを持ち、30冊以上の本を出版してらっしゃいますが、駆け出しの頃は原稿が思うようには書けず、大変苦労をされたそうです。
最初は小さなコラムを書く仕事を任されたそうですが、書いた原稿を担当編集者に「タイトルがつけられません」と捨てられてしまったり…それでも諦めずに鬼の特訓を受け続けたところ、数ヶ月後には「今日の原稿は面白い。原稿に小松成美が見えている。」と言ってもらえる程に。
徐々に自分らしいスタイルが構築され、読者にこういったものを届ける事こそが、書き手の義務なのではないかと、発見することができたそうです!
また、小松さんは女性ライターとして、スポーツノンフィクションに新境地を開いた方であり、元サッカー日本代表の中田英寿さんやイチローさんなど数々のプロアスリートの素顔に迫る作品を出版されています。
ちょっと気難しい印象の中田さんですが、小松さんが出会ったのは彼がまだ19歳の時。
やはり最初はとんがった印象を受けたそうですが、取材を通して、これだけ誠実でサッカーに愛情を持っていて、日本の為に戦っていると思う選手はいない!と感じたそうです。
表層ではわからない内面や、心の奥底の本当の思いに触れる事ができるのが取材という行為で、他の人が知らないそういった姿やその方の思いを活字にして伝える事が、作家という仕事など改めて実感したそうで、「中田さんは私の表現を磨き上げてくれた一人」ともおっしゃっていました^^
主にノンフィクションを手掛けている小松さんの最新刊「全身女優 私たちの森光子」では、各界の著名人に女優・森光子さんの思い出を語ってもらい、その生涯を綴っています。
戦後70年を迎え、昭和について本を書きたいと思い、昭和のアイコンといえば…真っ先に思い浮かんだのが森光子さんだったそうで、その思いをお手紙にしてお送りしたところ、「私の話など聞いて面白いの?それならば、私を知る方々に取材をして、私自身でさえしらない森光子の姿を描いて下さい」と、リストを下さったそうなんです!!!
そうして取材がスタートして間もなく、森さんご本人への取材を目前に控えた2012年11月10日。森さんは都内の病院で心不全のため逝去されました。
森さんご自身にインタビューする事はできませんでしたが、小松さんは森さんの葬儀に行かれた時に遺影に向かって「この本を必ず完成させます!!」と誓ったそうです。
そうして森さんが残して下さった膨大な資料を元に取材を続け、2015年5月9日、ちょうど森さんの誕生日に本を出版する事ができました。
とてもとても読み応えのある本です!私自身も昭和の生まれですが、多くの方のインタビューを通して戦後の日本や、当時のテレビ番組の情景が浮かんできて、懐かしくも新しい発見が沢山ありました。
昭和生まれの方はもちろん、そうでない方にも是非読んでいただきたい一冊です!
そして、8月7日にも新刊が出版されます!
エンターテインメント外食企業のダイヤモンドダイニング代表取締役社長の松村厚久さんの波乱万丈の半生を綴った「熱狂宣言」!
どんな方にも勇気を与える内容になっているそうで、私も早く読みたいっ^^発売が楽しみです!
★おまけ
原稿が行き詰った時に開くのは…
三島由紀夫の春の雪。
彼の美しい文章を読んでいると…ご自身の筆も進むのだそうです^^
ご自宅で愛用されている…
バカラのグラス~!
お酒に限らず、お水もお茶も…こんな素敵なグラスでいただいたら、さぞ美味しいことでしょう!!
日常を、心豊かな気持ちで過ごすテクニックですね^^