
桐島瑞希です!
2014年、最初のファンケル ヨコハマなでしこは、作家でNPO法人「神奈川子ども未来ファンド」理事の吉富多美さんでした。
お洒落でエレガントな吉富さん^^やわらかい雰囲気に私もすっぽり包まれてしまいました^^
吉富さんの著書、「ハッピーバースデー」は、元々は児童書「ハッピーバースデー 命輝く瞬間」として多くの子供たちに読まれていましたが、児童書にもかかわらず幅広い年代の方から反響があった事により新たに加筆され、大人向けの文芸書として出版されました。
私も読ませていただきましたが、子供の目線、そして大人の目線からも、多くの言葉に共感し、胸が締め付けられるような気持ちになり、涙なしでは読み進める事ができませんでした。
吉富さんが作家になったのは、なんと48歳の時。
二児のお母さんだった吉富さんは、お子さんが通っていた学校のPTAを通して多くの事を学び、世界が広がっていったそうです。
学校というのは教室で成り立っているのではなくて、子供達ひとりひとりがいる事によって成り立っている。教育とは、まず子供達ひとりひとりに目を向けるべきだと。
そんな経験を元に、子育てを一段落終えた後に、共著者である青木和雄さんのカウンセリングのお手伝いを始め、多くの子供達の声を聞いてみると…驚きの連続だったそうです。
実際に子育てを経験し子供と向き合ってきた吉富さんですら、わからなかった子供達の気持ち。
大人がなかなか気付いてあげられない、親子でもなかなか向き合う事のできない深い部分。
子供たちは、本当はこんな事を思っているんじゃない?そんな気持ちを伝えたくて、吉富さんは本を書き始めたそうです。
多くの子供達の声に耳を傾けている吉富さんだからこそ描き出せるストーリー。
内容はフィクションではありますが、リアルな心理描写に、『友達から聞いた話』位の距離感で心を揺さぶられました。
そんな吉富さんの最新刊「きっときみにと届くと信じて」では、中学生の女の子が主人公。
そんな中学生の子供達の気持ちをすくい上げながら語りかけていくのは、FMラジオのパーソナリティ。
出てくる登場人物がそれぞれに背景を抱えていて、その背景がその人の考え方や行動、言動に深く現れている。全くその通りだなぁ~と、うなずきながらも、コチラの作品も涙なしでは読めません…ハンカチもしくはティッシュを用意してから、読み始める事をお勧めします。
そして、吉富さんが理事をつとめているNPO法人「神奈川子ども未来ファンド」は、親と子を支援するNPO団体の維持の為の資金集めをしています。
未来を担う子供達の為に多くの方の支援を必要としています。
活動についてはHPでご覧ください→神奈川子ども未来ファンドHP:http://www.kodomofund.com/
★おまけ
吉富さんの著書の数々~
読書感想文の課題図書としても選ばれているそうです。
主人公は子供達ですが、大人も読むべき!
読んだ子供たちが、大人に勧めたという話には、本当に納得です。