
今日は、今も使われる『広辞苑』が出版された昭和30年の今日5月25日を記念した
「広辞苑記念日」です
さて、元々は『広辞苑』の前に『辞苑』というものがあって、
これは「岡書院」店主の<岡茂雄>が考案し、言語学者の<新村出>に依頼
5年をつやした末、昭和10年に完成しました
しかし、この『辞苑』の刊行後、すぐに時代に応じた<改訂版>が必要と感じた岡茂雄は、
さっそく 新たな作業に取り掛かりますが、やがて第二次世界大戦が勃発、
数千ページ分の銅版を保管していた印刷所が空襲で被災し、改訂版の編集は中断を余儀なくされます
しかし、そんな事態を想定していた岡茂雄が、版下になる清刷りを必ず5通印刷し、
関係者がそれぞれ保管する事!としていたお陰で編集作業の成果は残り、
のちの『広辞苑』へ引き継がれることとなりました
今でいう<データ保存>をしていたわけです
最近では電子辞書の形で、簡単に利用できる「広辞苑」ですが、
その始まりには、大変な苦労が あったんですね~
先輩、ありがとうございます