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NITTEN ハナラボ 第11回 「『アンスリウム』について」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今日のラキミは「妄想アイランド」ということで、
ハナラボでもアイランドなお花にスポットを当てていきます!

今回ピックアップするのは「アンスリウム」!
ハワイの雰囲気を演出するモンステラと同じくらい南国らしいトロピカルな雰囲気を醸し出すユニークな形をした花で、
カラーやミズバショウなどと同じサトイモ科の植物。
なんとなく形が似ていると思いませんか?
中心部分の長い象の鼻のような棒が伸びて、その周りを囲んでいるハート形のエナメル質のユニークな花形が特徴です。
アンスリウムの意味はギリシャ語が元になっているのですが「しっぽが付いた花」 の意味に由来しています。
A_n_t_h_o_s_=花、O_u_r_a_=尾という意味なのだそう。
和名(日本の名前)ではオオベニウチワ(大きくて赤いうちわ)などと呼ばれます。
言われてみると、たしかにうちわのように見えるかも??



原産地はコロンビア、エクアドルなど赤道直下に近い中南米で、
1853年に発見されてから、 ヨーロッパに持ち込まれ世界に知れるようになったんだとか。
1970年代までハワイが世界でも最も生産が盛んでした。
ハワイでは主に日系の人たちによって盛んに生産、品種改良されたため、
中には「オバケ」(大きいもの)や「ミドリ」などという日本語の名前が付いた品種もあります。
現在の日本の流通は約8割が輸入。最も多いのは島である台湾で、 全体の75%くらいが台湾から輸入されます。
その次に多いのが国産、 そのほかモーリシャス、ハワイ、スリランカからも少し入ってきますので、
日本で見る切花のアンスリウムは、ほぼ島で作っていると言っていいかもしれませんね。

赤い色ばかりと思うかもしれませんが、市場には1年間で200種類くらいが流通しています。
グリーンや白、ピンク、複色、チョコレートのようなダークカラー、 薄紫などバラエティ豊富!
バタフライというちょっと変わった形の品種や、サファリという縞模様が入ったものや、 しぼり模様が入った品種もあります。
薄紫色。(仏炎苞が)ティアドロップ型をしているタイプを チューリップタイプと呼んだりもします。アンスリウムなのに、チューリップ!

選ぶ時のコツや、飾る時のコツは、お店で選ぶときは鼻のように伸びた部分の先が黒ずんでいないもの、 ハート型の苞がつやつやとしたものが◎。
古くなると艶がなくなって、鼻の先が黒ずんできます。
1本をワインボトルやリカーのようなおしゃれな細めの瓶に挿してもいいですね。
何本か飾る時には少し高低差を付けるといいかもしれません。
その時は苞が大きめのものは視線の下にくるように少し短めに、
苞が小さ目のものは 少し高い位置にくるように長めに茎を切ると飾ったときに安定します。
これから徐々に気温が高い季節になっていきますので、暑さに強いアンスリウムがおすすめ!
おうちでトロピカル気分を味わえます♪

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来週のハナラボもおたのしみに♪

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