Lucky Me - Fm yokohama 84.7

Shanti Time「山形の郷土料理『だし』」

ヨガインストラクター・介護予防指導士・ベジタブルフルーツアドバイザーでもある
望月聡子さんと一緒に、ヨガや食など生活に役立つ事をわかりやすくお伝えしていきます。

8月30日のラキミがなんとShanti Time100回記念!!
ということで、今回は「夏のボディケア」にフォーカスして、
先生にも3時間、生放送にお付き合いいただきます。

まず、1つめの「夏のボディケア」。
聡子先生は毎年夏になると、山形の郷土料理「だし」を食べて暑い夏を乗り越えているそう!



「だし」と言えば、一般的に昆布やカツオ節などから出るうまみ成分の「出汁」のことを指しますが、
山形では暑さで食欲がなくなる時期に、きゅうりやなすなど水分を多く含む夏野菜と青じそやみょうがなどの香味野菜を刻んで和え、
醤油やめんつゆ、出汁入り醤油で味付けしたのが食卓に出されます。
野菜を生のまま手軽に食べられる夏の山形県の定番料理で、山々に囲まれ高温多湿で暑さが厳しい地域を中心に食べられてきたと言われています。
現在でも地元の人々の生活に定着している一品です。

「だし」という名前の由来は、出汁のようにほかの食材を引き立てる事から「だし」となった説や、
包丁で野菜を細かく切り出すことから「だし」となった説、
また、野菜を刻んで味付けしただけで、手早く食卓に「出す」ことから「だし」となったなど、諸説あるそうです。
いつから食べ始めたかは不明ですが、戦前からあったことはわかっています。

レシピは100軒の家があれば100種類の味があるといわれていて、
基本の具材はなす、きゅうり、青じそやみょうが、ねぎなどをみじん切りにして、あくがあるお野菜は水に入れてアクを抜き、水分を切ります。
(お好みで山芋やオクラ、納豆昆布(刻み昆布)などを混ぜてねばりを出すと食べやすいです。)
これに、醤油や、めんつゆ、出汁入り醤油で味をつけたら完成です。
山形の食卓では大きめの容器に盛られて、各自が好きな量を取ってごはんの上にのせて食べるのが定番で、
他に冷奴にのせたり、そうめんやそばに混ぜたり、冷しゃぶ、卵焼き、去年は松屋で牛丼のトッピングとして、色んな食べ方ができます。
最近ではスーパーやコンビニなどでも購入できます!
夏に採れる野菜は、その季節に必要な栄養素が沢山含まれているので、気になる方は是非食べてみてくださいね。

top