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Shanti Time 秋の食べ物「柿とりんごについて」

ヨガインストラクター・介護予防指導士・ベジタブルフルーツアドバイザーでもある
望月聡子さんをお迎えして、ヨガや食など、生活に役立つ事をわかりやすくお伝えしていきます。

季節はすっかり秋。
秋は「食欲の秋」とも言われていますが、なぜそのように言われているのかというと、
秋には美味しい食べ物が出てきて、夏の疲れが取れて食欲が戻ってくると言われているからなのです。

秋の味覚の果物といえば、柿やりんごですが、「柿が赤くなると医者が青くなる」
「りんご が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
「柿の実が赤く色づく頃は気候がよく、病人が少なくなるので医者が困る」という意味です。

柿が熟す頃は過ごしやすい気候になるので体調が回復する季節。
栄養豊富な食べ物もたくさんあるので、医者にかかる人が少なくなる、という意味合いになります。

加えて、糖分やビタミン類が豊富な柿やりんごは体に良いという意味も含まれています。
ということで今回は、今が旬の「柿」と「りんご」の栄養価や食べ方をご紹介します。

<柿>
柿 1 個でビタミン C の一日の必要量をほぼ賄えるくらい、ビタミンCが含まれています。
みかんなどの柑橘類の約2倍あり、疲労回復、風邪やインフルエンザの予防、 ガン・老化防止に効果があります。
柿の渋味成分であるタンニンはポリフェノールの一種で、アルコールを分解する働きがあります。
また、利尿効果のあるカリウムも豊富に含まれている為、二日酔いにも効果的です。
ビタミン C が豊富に含まれているのは生の柿で、干し柿は減ってしまいます。
ですが、その代わりにβーカロテンの量が生の柿より 3 倍増加します。
βーカロテンというのは、一部が体内でビタミン A に変換されます。
ビタミン A は免疫力を高める効果があるので、体の免疫機能を支える重要な役割を担っています。

お勧めの食べ方は生野菜や白和え、酢の物などにいれると、鮮やかになり、
見た目もおしゃれで熟しているよりも少し硬めのほうが歯ごたえがあって美味しいそうです。
和洋中どんな料理も合います。

<りんご>
りんごの歴史は古く、「人が食べた最古の果物」と言われていて、約4000年前から食べられていたそうです。
りんごにはカリウムや食物繊維、各種ポリフェノールなど様々な栄養素が含まれており、
低カロリーで腹持ちがよく、ダイエットにも効果的です。

また、梨や桃、みかんに比べて体を冷やさない果物なので、体力を回復させるには最適です。(風邪を引いたときにすりおろしたものを食べると良いそうです)
エチレンガスを大量に発生させるので同じ袋に他の果物を入れると早く熟成され、じゃがいもは発芽を遅らせる効果があります。
皮を触るとワックスを塗ったようにべたべたしてますが、これは完熟すると表面を保護するためのろう物質が多く分泌されるからです。
ろう物質とは、天然ワックスとも言われていて、パラフィンやアルコール、飽和脂肪酸からできている物質です。
これらは普通の食品にも含まれていて、食べても害はありません。
日本のりんごはワックスは使用されていませんが、外国産のりんごは艶を出す目的でワッ クスを使っている可能性があるので、食べるときは注意が必要です。
是非、美味しいかどうか見分けるときに参考にしてみてくださいね。

このコーナーでは望月先生に聞いいいてみたいことや感想など、 メッセージをお持ちしています!
メールは luck@fmyokohama.jp まで。

次回のShanti Timeもお楽しみに♪

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