先週の「Lovely Day♡〜hana金〜」では、私がこよなく愛する「仏像」たちを大フィーチャー!かなり強引なお題でしたが、たくさんのメッセージをいただき、本当にありがとうございました☆当日は、番組スタッフからのリクエストでカバ同伴です。こちらは徳島でゲットした「へんろ笠」をかぶるカバと、私の愛読書と御朱印帳。
そして、「hana’s pick」では、GWもご開帳中の「法隆寺・救世観音さま」と「金峰山寺・蔵王権現さま」を特集しました。
先月、お仕事で奈良に行った時に撮った写真です。まずは法隆寺をお散歩♪

↓「カバを探せ!」見つかるかな?

救世観音さまは、とても謎が多い仏さま。737年(天平時代)、政治を動かしていた人物たちが疫病で次々と亡くなってしまいました。「これは聖徳太子の怨霊のしわざではないか」という噂が流れ、太子を供養するため、夢殿と一緒に救世観音さまが作られたそうです。その証に、救世観音さまの身長は太子と同じくらいで、178.8cmもあります。
「布を解くと、災いが生じる」と信じられていた、救世観音さま。江戸時代に200年もの間、全身を白い布でぐるぐる巻きにされていました。その後、明治時代に来日した東洋美術史家のフェノロサが僧侶たちを説得し、漸く、私たちの目の前に姿を現したのでした。
ゾクリとするほど生々しいお顔と、宝珠を持つ手の奇妙な形。飛鳥時代の作品なので、面長で、目もアーモンド型、アルカイックスマイルをうっすら浮かべています。法隆寺の夢殿に安置されている救世観音さまは「5月18日」までご開帳されていますので、要チェックです!
そして、吉野にある金峰山寺にいらっしゃる「蔵王権現さま」。世界遺産にもなっている吉野は、桜でも有名ですよね。
かつて、白鳳時代に修験道の役行者がこの山で修行され、金峰山寺を創建したと伝えられています。
この吉野にある金峰山寺の本堂には、御本尊の蔵王権現さま3体が祀られています。その大きさ、なんと7m!こちらは江戸時代に制作されたもので、真っ青なお顔と体、そしてきらびやかな飾りや衣のデザインがとにかく圧巻!!
蔵王権現さまたちは仮りのお姿で、向かって右は現在の世界を表す「千手観音さま」、中央は過去の世界を表す「釈迦如来さま」、そして左は未来の世界を表す「弥勒菩薩さま」が祀られ、それが本来のお姿だと言われています。
右足を上げてジャンプしているように見えるポーズは、大地に宿る邪気を踏みつける瞬間を描き、左手は腰で刀印(煩悩を断ち切る)を結び、右手は三鈷杵を持っています。怖い顔をしているのですが、どこかチャーミングな表情に、いつも胸キュンです♡金峰山寺の御本尊「蔵王権現さま」は5月8日までご開帳中です!

おまけ↓ 近鉄奈良駅の奈良近鉄ビル5階「奈良旅行センター」では、大仏さまの左手の実物大レプリカを展示しています!みなさまも、大仏さまの手の平でゴロゴロしてみてください☆

さて、今週金曜日「〜hana金〜」のテーマは「映画」!
GW最後の数日に観たいオススメ映画を教えてください♪
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