Kiss & Ride - Fm yokohama 84.7

守ろう!私たちの綺麗な海 Vol.799

Kiss & Ride の13:40頃は! 
神奈川県の海を守り、綺麗な海を実現するために
かけがえのない海にまつわる様々な情報をお届けする「守ろう!私たちの綺麗な海」🌊

今週も海の温暖化について、先週に引き続き北海道大学で海洋物理学・極域海洋学の研究を行う、
青木茂 助教授へお話を伺います。

前回、南極の海でも海水の温度が上がって、海が凍結して出来る海氷の面積が
観測史上もっとも少なかったとお話しされていました。
そこで今日は、青木さんたちが昨年観測結果を発表された、
南極の東南最大級のトッテン氷河について詳しく伺います。


右端 北海道大学_青木茂さん_南極観測

トッテン氷河の氷は、陸の上に降ったひょうしょうが海の上にせり出してたなごおりの状態になっています。
温暖化が進むに連れて氷の下の部分が溶けてしまい、陸上の氷河が勝手に動いて海へ出てしまう問題が
あります。

氷河が海へ流出するということは海面の上昇につながってしまいます。

提供 北海道大学_青木茂さん_2

青木さんのチームは実際どの程度の熱が、どの程度の速度で溶かしているのかを観測するため、
南極大陸のトッテン氷河へ向かいました。
他の氷河でも似た現象が起こり、流出の傾向が強まっていることが発覚したそうです。
今後その傾向が、どのくらいの時間でどこまで進行するのかをはっきりさせることが、
課題になると青木さんは考えます。

今回インタビューにお答えいただいている北海道大学、海洋物理学・極域海洋学の研究をしている
青木茂さんの研究については、下記のサイトをご覧ください。http://climbsd.lowtem.hokudai.ac.jp/group/shigeru/index.html

今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/ 

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