外の海と繋がっていれば、生き物たちの戻りも早かったとのことでしたが、仙台湾の中でも、七北田川河口にある「蒲生干潟」は、住宅地も近いという事で、堤防の整備がされ、外海からの水の交換が無くなってしまったんだそうです。そのため、この10年にわたる観察の間に、干潟の生き物たちは元に戻る事は無かったそうです。
仙台湾に点在する干潟には、その場所、それぞれに生き物たちの特徴があり、豊かな生態群系を作りだしていただけに、人の手が入る事で変わってしまうという儚い面もわかったそうです。