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今週は、月刊『たくさんのふしぎ』11月号「なぜ君たちはグルグル回るのか～海の動物たちの謎」の著者である
東京大学 大気海洋研究所 教授 佐藤克文さんのインタビュー。

©東京大学大気海洋研究所 佐藤克文教授

海洋生物に計測器をつけて、行動生態学を研究している佐藤教授。
今回の絵本のタイトルにもなっている「なぜ君たちはグルグル回るのか」。

絵本でもご紹介していますが、ウミガメが何の目印もない大海原で、
どうやって自分のいきたい方向を見定めているのかを調査研究しようと観測していたところ、
ここから、東なのか、西なのか・・と方向を定める肝心なポイントで、
76回ほどグルグル回る行動が見られた・・・ということなんですね。

長年、バイオロギング使って、海洋生物の行動生態を研究してきた佐藤先生は、
今まで、同じようにグルグル回る行動を見た事はなかったのでしょうか？

Ⓒ佐藤克文_アカウミガメ装置

佐藤教授曰く、たいていバイオロギングの研究者は、どのくらいの深さまで潜って餌を捕ってくるのか・・
そんなところに注目しているので、観測しているので、
水面で何をしているのかなど、しげしげと見てこなかった、という事でした。

どんな風に潜水する時にグルグルまわるかなど、
絵本では、分かりやすいイラストで説明されています。

今回、福音館書店から発売された月刊『たくさんのふしぎ』11月号
「なぜ君たちはグルグル回るのか～海の動物たちの謎」をぜひ手に取って見てください。

©福音館書店 月刊『たくさんのふしぎ』2022年11月号「なぜ君たちはグルグル回るのか」_表紙