God Bless Saturday - Fm yokohama

【ゲストコーナー】雨宮優

2022年9月24日のゴブサタは
「~CHANGE FOR THE BLUE~ God Bless Saturday SPECIAL」と題して
お届けしていきました!

ゲストには、クリエイティブディレクターであり、体験作家の
雨宮優さんとリモートでお話していきました。

雨宮さんは、1992年横浜生まれ横浜育ち、
現在は、仮想の世界の物語を書き、現実の体験に仕立てる”体験作家”として活動中です。
2016年にはOzone合同会社を創業し、SDGsそれぞれのゴールが
終わったあとの世界をフェスとして表現するプロジェクト「ソーシャルフェス®」を開始。
都市と農家を繋ぐ泥フェス「Mud Land Fest」など未来の可能性を問いとして多種多様に表現しています。

放送内では、雨宮さんは、仮想の世界の物語を書き、現実の体験に仕立てる”体験作家”として
「ソーシャルフェス®」や「Mud Land Fest」などのイベントを立ち上げられてきましたが
具体的にどういった内容なのか伺っていきました。

Q.そもそも、雨宮さんが体験作家として活動していくようになったきっかけはなんですか?
⇒イベントでは人が五感として知覚できる全てを設計することも大事なのですが、
それ以上に、どういうマインドで、どういう状態でその体験に入り込むか、が、
より深い体験を設計するためには必要なことだと思います。そのために自分は
物語を通して来場者の在り方、Beingにも手を出し始め、やがて体験作家という形式が確立されて行きました。

これまでに70個以上のフェスを開催してきた雨宮さん。
特に印象に残っているフェスはありますか?
⇒手掛けたフェスのうち多くはサイレントフェスという、専用のワイヤレスヘッドホンを
来場者に装着してもらい周りから見ると無音に見えるライブ形式での開催をしていました。
それは一人一人が自由に音楽の楽しみ方を選べる平等性を重じていたのですが、
難聴の方々にはそもそも音が届いていないことに心の引っ掛かりを感じていました。
そこで2017年になるのですが、みなとみらいのクイーンズパークで、難聴の方でも聴こえやすい
特殊なスピーカーを使った無料の野外音楽フェス「ソーサウンドフェスティバル」を催しました。
そこでは難聴や「ろう」の方にもご参加いただき、受付を手話対応にしたり、音を漫画の擬音に変換して
映像演出したりして音響を補うことで、聞こえる人も聞こえない人もお金がある人もない人も、
みんなで等しく音楽を楽しめたひとときが印象深く残っています。

Q.今後、雨宮さんが手掛けたいと思っているフェスはありますか?
内容などを教えてください。
⇒来年からは南足柄の森で新作のフェスティバルを催す予定です。
今回は“人が死んだら植物になる世界”を描いていまして、植物と人の関係性、
ひいては新たな生命感覚を問う作品になっていくと思います。

Q.今日は「ちょいエコ」というテーマでリスナーから、ちょっとエコなエピソードを紹介しています。
雨宮さんが日常で行っているエコなことを教えてください。
⇒そうですね。例えば使う電気は全て自然エネルギーだけで発電した電力会社を選ぶようにしていたり、
買い物は包装されていないものや、オーガニックな商品を選ぶようにしたり、日常的に消費している物事を
1つの投票と捉えて、意識的に選択するように心がけています。

9月25日には、雨宮さんが営んでいる「逃げBar White Out」という
逃げ場になるバーで19時からサイレントフェスがあるとのことですので
当日ふらっと参加も可能ですので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

その他詳しい情報は、雨宮優さんのオフィシャルサイトやSNSをチェックしてください。

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