ゲストに、世の中のモノの流れと詰まりを研究する「渋滞学」という学問を提唱された東京大学先端科学技術研究センター教授の西成活裕さんをお迎えしました。

西成さんは、ご自身が大嫌いだった「渋滞」や「待つこと」を解消したいという思いをもとに、もともとの専門分野であった流体力学の知識や数理モデルを組み合わせて、渋滞学を確立させました。

また、人や車だけではなく、アリが「アリ間距離」をあけて絶対に渋滞を作らないという生態を証明した興味深い研究についても語ってくれました。

さらに、歩行者の流れを阻害する「歩きスマホ」の影響を証明した研究でイグノーベル賞を受賞されています。

この受賞は、日常生活で感じたことを研究へと昇華させる西成さんの強みであるように感じます。

渋滞学の知見は仕事の時間術にも応用可能であり、過密なスケジュールに少しの「隙間」を設けることで、予定の連鎖的な遅れを防ぎ、全体の生産性を向上させることが可能です。

最後に西成さんは、未来に残したいものとして、みんなで心を一つにして渋滞を解消する「利他」の価値観の大切さを語ってくれました。