【LANDMARKTOWER presents KALEIDOSCAPE 】 10時台のゲストには、片方だけ落ちている手袋から大きな妄想を広げるお方!「片手袋研究家」の石井公二さんをリモートでお迎えしました。

「片手袋研究家」、目覚めたのは小学生のころ。
ウクライナ民話の絵本「てぶくろ」を詠んだことから、街に片方だけ落ちている手袋を実際に発見したことで興味を持ち始めたのだそう。
2004年にカメラ付ケータイを手に入れたことから写真に収めることを始め、その一枚には全身に衝撃が走りこれを人生をかけて研究しよう。そう思ったそうです。

人間の生活・都市すべてに片手袋が関わってくる?!というほど奥深い題材。
石井さんの研究の大きな功績は分類法を確立したこと笑
大きく二つご紹介いただきました。

落とし物は放置型。
落とし物を人が目立つように置いたものが介入型。

放置型は一年中発生しているけど介入型は冬に発生することが多いとの研究結果。
なるほど…

そんな石井さんの独自の研究ルールもご紹介。
ルール①→撮影する。
ルール②→絶対に触らない。
ルール③→片手袋博愛主義。
※たとえぐちゃぐちゃの手袋でも高そうな手袋でも愛すること。
ルール④→自分から探しにいかない。

話し終えて自分でも何を言っているかわからないというほどの、のめり込みよう…笑

そんな石井さんの研究をまとめたご本もございます!
『片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人』(実業之日本社)
詳しい分類法や石井さんの研究から気づいた名言、なども掲載!
落ちてしまったんだなあ…という切なさ、落としてしまったという誰にでも訪れる瞬間。
銀座に一つ、片手袋が落ちている。そこから街全体へと広がる妄想。とても興味深いお話でした!
ぜひ皆さんもお手に取ってみてください!

*石井さんのリクエスト曲…「Such a night/エルビス・プレスリー」
石井さんが人生をかけて追いかけているもう一つのもの!それがエルビス!