
【LANDMARKTOWER presents KALEIDOSCAPE 】
今週のゲストは、熊本大学の准教授・苫野一徳さんをリモートでお迎えしました。今回、薫堂さんからの2年越しのラブコールが実現!
哲学者でもあり教育学者でもある苫野さんにこれからの教育と愛について伺いました。
150年前から学年・学級制が変わらない規格化された教育現場で、落ちこぼれ・吹きこぼれと呼ばれる個々に合わない教育が課題になっているそう。
社会に出ると様々な年齢の人間関係を築いていく中、これからの教育で求められることは何でしょうか。
大切なのは、学びの個別化、共同化、プロジェクトの融合化!
個々のスピードや科目を設定し、孤立しない環境づくりを進めること。そして、様々な問いの立て方や答えのたどり着き方を生徒と教員が一緒に考えること!学びの楽しさを忘れないことが大事になるそうです!
後半では、「愛」の本質について哲学的に伺いました。
愛と好きの違いは理念性があるかどうか。愛するということには「考える」という作業が入ります。愛というのは実は結構ムズカシイ!
*苫野さんが未来に残したいモノ…「哲学」
2500年の人類の英知の結晶・哲学。物事の本質を追求する哲学は様々な思考の幅が広がります。そんな哲学をもっと身近な存在にしていきたいそうです。
苫野さんのご著書、「愛」 (講談社現代新書)。身近な愛を題材に考えることでもっと哲学が親しみやすいものになること間違いなしです。ぜひお手にとってみてください!
*苫野さんにはギタリストに憧れた10代の思い出とともに曲のリクエストもいただきました。
M: Eine Reise Durch Die Pyren?en / Peter Finger
「愛」 (講談社現代新書) Amazonリンク