


脳腫瘍に侵され、医者に死を宣告された30歳の主人公。
そんな彼の前に、奇妙なアクマがやってきます。
「お前の大切にしているものをひとつ消せば、一日生命を延ばしてやろう」・・・。
電話、映画、時計、世界から消えていくもの。
引き換えにながらえる生命。
彼が最後にたどりついた心境とは。
更に注目すべきはこの本の帯。
「困ったことに、面白すぎる。
軽やかでありながら、深く、
笑ってしまうのに、切ない。」
オシャレな書評。
小山薫堂先生が書いたみたいな・・・え、やっぱりそうなんですか!?!?!?オシャレー!!!
というわけで、このご本の作者でいらっしゃいます、
気鋭の映画プロデューサー・川村元気さんにお越し頂きました。
『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けられた方。
また、実は横浜生まれ・横浜育ちのFUTUREリスナー!!
しかも開始当初からの!びっくりデス!!!
(ちなみに川村さん、当時は20歳だったそうデス)
そしてこのご本。
作家として半分、プロデューサーとして半分、そんな感覚で書かれたそう。
もっと沢山書いたけれど、この物語のように「色々なモノを捨てることで生まれるモノがある」という考えを持って、どんどん消した。
また映画の試写会のように、LINEで公開をするという。
実はLINE公式での小説配信は初。
話題性もあるこのご本。
私も読ませて頂きましたが、本当に・・・良かったです。陳腐な感想ですが。
川村さんもおっしゃっていましたが、
「映画だと出来ないけれど、本だと一文だけで世界から何かを消す事が出来る。読み手が想像してくれる」
まさに、想像力がかきたてられる内容。
自分にとっての大切なものが世界から消えたら?
ありふれた日常に埋もれていた何気ないもの、消えてしまったら?
逆に消したいものって?
『世界から猫が消えたなら』(マガジンハウス)
みなさんも、手にとって是非読んでみてください。
そして、想像を膨らませてみてください。
本の装丁もすてきなんですよー!
表紙をとってみるとアロハシャツの柄が・・・。
LINEも良いけど本もね!
川村さんまたぜひお越し下さい!!