

「構造」って聞くと、建物?物事の仕組み?なんてことを想像しますが・・・
この「構造構成主義」を専門に分析している、早稲田大学・大学院で専任講師をされている
西條剛央さんをお迎えしました。
「構造構成主義」というのは、どちらの価値観が正しいのか、
そもそも「価値とは?」「方法とは?」と問いただしている理論です。
西條さんが体系化された、この「構造構成主義」という理論、私たちの生活にどんな風に関わっているのか・・・
'関心'に応じてよしあしを決めることがあるかと思いますが、
目的が違えば、あるやり方が良かったり、悪かったり、変わってくるのは当たり前なこと。
でも、私たちは関心をもったことが正しいと思ってしまうと・・・。
Mr.Childrenの「掌」という曲の歌詞に'構造構成主義'を感じられる部分があると!
↓↓↓
君は君で 僕は僕 そんな当たり前のこと
何でこんなにも簡単に 僕ら
見失ってしまえるんだろう?
ひとつにならなくていいよ
認め合うことができればさ
もちろん投げやりじゃなくて
認め合うことができるから
ひとつにならなくていいよ
価値観も 理念も 宗教もさ
ひとつにならなくていいよ
認め合うことができるから
それで素晴らしい
↑↑↑
西條さんは、この曲を聞いたときに、統一とかしなくてもいいんだ。
お互いわかりあって前に進めればいいんだ、そのための考え方を作っていけばいいんだな。
もちろん、一つになろうという心意気はいいんだけど、それぞれができる事がやれば良い。
と、おっしゃっていました。
仙台出身の西條さん'構造構成主義'に基づいて
<ふんばろう東日本支援プロジェクト>を立ち上げ
被災地支援を行っています。
物資の送り方についても、拠点に集めて配るという方法が良いとされていたけど、
実際は、既存の方法が機能しなかったと。
そこで、そもそも'方法'とは何ぞや?と問い直すことで、
直接、被災地へ送るような形を取るようにされました。
状況と目的によって、臨機応変にシステムを作っていけばいいんだと!
これからの被災地復興は、雇用創出が必要。自分たちのチカラで稼げるようになってもらいたい。
重機免許を無料で取得できるようにしたり、ミシンを送って作ったものを販売したりと、
様々なプロジェクトを行っています。
<構造構成主義>・・・難しい言葉だなと構えていましたけど、知れば知るほど、面白いですね!!