世界の海をフィールドに、自然や動物を取材して数々の写真集を発表している写真家・科学ジャーナリストの水口博也さんが出版された写真絵本『ノチョとヘイリ ある母子イルカの物語』に注目。水口博也さんをスタジオにお迎えします。

青く澄みきったバハマの海にくらす母イルカ「ノチョ」とその子ども「ヘイリ」 の、15年にわたって撮りつづけられた貴重な記録です。
仲間との戯れや、おばさんイルカによるベビーシッティングなど経験しながら、群れのなかで成長していくヘイリとそれを見守るノチョの姿を、ナチュラリストの目を通してあたたかく描きます。

「これまでのグラフィック誌スフィアにくわえて、スフィア編集部では本の制作も視野に入れていましたが、ようやく第1作が完成しました。わたしが長く観察をつづけたバハマのイルカをテーマにした写真絵本です。 これまで発表されているイルカの写真集は、イルカや海の美しさを表現するにとどまっていましたが、この作品では、15年前から撮りつづけた1頭の雌イルカ、ノチョと、1993年に彼女が産んだヘイリ本人(?)の写真を中心に構成しています。若いときには艶やかな肌をしていたノチョにも、年齢とともにまだら模様が増え、幼かったヘイリが成長していく姿をご覧いただけると思います。」

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