自然を音楽に取り込んで、発信されている方、音環境デザイナー・小久保隆さんにインタビューします。

●小久保隆 (1956年,東京生まれ)環境音楽家、音環境デザイナー

自然が持つ人の心を癒す力に注目し、現代人の心に優しく響くリラクゼーションミュージックを作曲している。自然に恵まれた山梨県武川のプライベートスタジオでの制作と、東京での生活というマルチハビテーションを実践しながら、脳をリラックスさせる効果のある高周波ノイズ、1/fゆらぎ、脳波測定などの理論的背景を携え、独自に開発した立体的な音を収録可能なマイクロフォン「サイバー・フォニック」を使用して音楽を作りあげる。自然音や自然の音風景の収録の為に訪れた国は、30ヶ国を超える。

これまでに、NTT Docomoのユニバーサルショップ「ハーティプラザ」の誘導音、「六本木ヒルズ アリーナ」の環境音楽、東京ディズニーリゾート「イクスピアリ」の外周環境音楽、「クイーンズスクエア横浜」モール内の音環境デザイン、及び時報音楽、渋谷駅前「ハチ公ファミリー」の時報音楽などを手がけている。2005年には愛知万博「愛・地球博」内の「ワンダーホイール展・覧・車」の音楽も担当した。

それら都市・オフィス・ミュージアム等のパブリックな空間を「音(音楽)で環境デザインする」サウンドデザイナーとして活躍する傍ら、プライベート空間にも癒しの音楽を提供するアーティストとしても活動をしている。

小久保隆 [STUDIO ION] HP