2005年は薫堂本、何冊もでました!

その中でも、今回のテーマのきっかけ、『一食入魂』(ぴあ)。
「日本人男性の平均寿命まで生きるとするなら、残り40年。どんなに楽観的に考えても残りの食卓は4万回程度しかない」と気づき、全力を尽くして一食たりとも無駄にしない思いで綴りはじめた、店情報に満ちていながらクスッと笑える食日記です。食の雑誌『dancyu』での連載をまとめたもの。

そして、『恋する日本語』(幻冬舎)
あえか、恋水、赤心、那由他、心掟…。
何度か耳にしたことはあるけれど、意味がよくわからないという日本語を、著者の小山薫堂氏がさまざまな文献から集め出して、その言葉の意味に秘められた物語性を独自に解釈し、イメージを膨らませて作った、甘くて切ない、35のちいさな恋の物語。