今回のゲストは、「カレーハウスCoCo壱番屋」の創業者である宗次徳二さんです。
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まもなく78歳を迎える宗次さんは、現在、経営の第一線を退き、NPO法人イエロー・エンジェルを通じた社会貢献活動や、クラシック音楽の普及など、多岐にわたる活動に取り組んでいらっしゃいます。
幼少期の苦労から、ココイチの創業、全国展開、そして現在の支援活動に至るまで、波乱万丈でありながらも信念に満ちた半生についてお話を伺いました。
幼少期に施設へ預けられ、養父母に育てられた宗次さん。決して恵まれた環境ではなく、食べるものにも事欠き、親からの愛情を十分に受けることはできなかったといいます。しかし、当時の苦労について「過ぎ去ってしまうといい思い出」と穏やかに振り返ります。
「そのときは苦しくても、そこで耐えた経験があったからこそ今がある。耐えるということは大事です」
過去の苦労こそが、今の人生を支える大切な土台になっていると語る姿が印象的でした。
社会に出て不動産業で独立したのち、喫茶店をスタート。しかし当初は決して順調ではなく、夫婦でパンの耳を焼いて食べる生活が半年ほど続いたこともあったそうです。
店内だけではお客様を受け入れきれず始めた「出前」のメニューにカレーを取り入れたことが評判を呼び、29歳のときにカレー専門店としてのスタートを切りました。
創業時から掲げていたのは、徹底した「お客様第一」の姿勢です。 「お客様一人ひとりをおしゃれな店に拍手で迎えるような気持ちで」接客にあたり、常に信頼される店づくりを目指してきました。
1978年1月17日の1号店オープン当初から、「1日の売上が6万円になったら2号店を出そう」と明確な目標を設定していた宗次さん。
「目標がないと辛いし、よそ見しがちになってしまう」
その言葉通り、目標を一つずつクリアしながら、全国展開やフランチャイズへと事業を拡大。自己資金なし、銀行からの500万円の借入からスタートした会社は、引退する年まで増収増益を続けました。
人付き合いは「不器用」と笑いながらも、自身の会社をしっかり成長させ、周囲の期待に応えること、そしてお客様に喜ばれることを最優先に走り抜けてきました。ゴルフすら「仕事の時間が減るから」とあえて上達させずに辞めたというエピソードには、仕事への圧倒的なストイックさが表れています。
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引退後は、それまでに得た資産を「一時預かりのお金」と考え、社会に100%還元することを決意。NPO法人イエロー・エンジェルを設立し、子ども食堂の支援、奨学金、災害支援など、さまざまな社会貢献活動を行っています。
さらに、クラシック音楽との縁から名古屋市内に「宗次ホール」を設立。音響に徹底的にこだわった小さなホールは、多くの演奏家や音楽ファンに愛されています。
「『余裕ができたら』ではなく、『今、自分にできること』を考えて行動する」
その言葉通り、今も迷うことなく社会のために動き続けています。
番組の最後には、若い世代やリスナー の方へ向けてこんなメッセージをいただきました。
いきなり大きな夢を追いかけるのではなく、まずは身近な目標を一つずつクリアしていくこと。起業を志す人にはその厳しさを伝える一方で、乗り越える情熱がある人には「チャンスは開けるから、明日にでもやりなさい」と温かいエールを送ってくださいました。
目標を持って努力を重ねることの大切さ、そして今を懸命に生きることの尊さを教えてくださった宗次さん。放送中のお人柄あふれる言葉の数々に、スタッフ一同深く胸を打たれました。
宗次さん、貴重なお話をありがとうございました!
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