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薬剤師から建設業へ!地域と人をつなぐ、椎名望さんの挑戦

今回のゲストは、藤沢市で道路工事や下水道工事、外構工事などを手がける伊沢建設株式会社 取締役の椎名望さんです。

 

祖父の代から約60年にわたり、地域のインフラを支えてきた伊沢建設。もともとは薬剤師として医療業界で働いていた椎名さんが、なぜ家業を継ぐことを決意したのか。そして、女性の視点から見た建設業の魅力や、これまでの人生経験で得た気づきについてたっぷりとお話を伺いました。

 

 

■薬剤師から家業の建設業へ

 

祖父と父が長年会社を切り盛りしてきましたが、父が体調を崩したことをきっかけに、現在は母が社長を務めています。幼い頃から家族が一丸となって会社を支える姿を見てきた椎名さんは、「自分が後継者としてやるしかない」と腹をくくり、藤沢市内の薬局で働いていた薬剤師から建設業界へと転身しました。

 

周囲からは「薬剤師のほうが良かったのでは」と言われることもあるそうですが、本人に大きな迷いはありませんでした。「薬剤師も建設業も、人が安心して暮らせる社会を支える仕事」。生まれ育った藤沢の地域に貢献したいという思いは、仕事が変わっても変わることはありませんでした。

 

 

■「自分の作品を世の中に手放す」建設業のやりがい

 

建設業の魅力について、椎名さんは「自分たちがつくったものが形になり、その後も地域の人々に使われ、街に残り続けていくこと」だと話します。

 

以前担当した藤沢市役所前の桜並木の施工や、村岡新駅につながる道路の造成・施工など、未来の街づくりに携われることに大きな誇りとやりがいを感じています。道路や橋について語るときに見せる、業界の方々の目の輝きを、椎名さんは「自分の作品を世の中に手放すような特別な気持ち」と表現してくださいました。

 

また、子どもたちが重機やものづくりを好きな姿から、歴史と土木を組み合わせた「土木遺産散歩」のようなイベントを通じて、若い世代に建設業の魅力を伝えていきたいと夢を語ってくださいました。

 

 

■社会貢献と、周囲への感謝を胸に

 

幼少期から寄付や社会貢献が身近にあったという椎名さん。伊沢建設でも難病と戦う子どもたちを支援する自動販売機を現場に導入するなど、地域に還元する経営を大切にしています。

 

最近では、業界の集まりで祖父や父の代からの深いご縁を感じる機会が増えました。「あのときお世話になった」「一緒に頑張ろう」と言ってくれる周囲の温かさに支えられながら、「何年、何十年先に『あのとき椎名さんに力を貸してよかった』と思ってもらえる経営者になりたい」と前を向いています。

 

秋からは、これまで以上に民間工事や下請け工事など、地域の人々の身近な場所の仕事にも積極的に挑戦していく予定です。「伊沢建設にこんなことも頼めるんだ」と知ってもらうため、さらに外へとつながりを広げていきます。

 

 

■「無駄な経験は一つもない」

 

最後に、リスナーの皆さんへこんなメッセージをいただきました。

 

37年間生きてきた中で、無駄な経験は一つもないと感じています。当時は意味が分からなかった経験や、一生懸命にもがいてきた時間が、今になって人とのご縁や相手への共感につながっています。 今、何かに挑戦しようか迷っている人、結果が出ずに悩んでいる人も、その経験はきっといつか自分の糧になります。だからこそ、まずは一歩踏み出してみてください」

ご自身もまだまだ挑戦の途中。いつかは挑戦する人に手を差し伸べ、背中を押せる人になりたいと温かい笑顔で語ってくれた椎名さん。日常の景色の見え方まで変えてしまう「仕事」への熱い思いと、芯の強さがとても印象的な放送となりました。

 

椎名さん、素敵な時間をありがとうございました!

 

 

関連リンク

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