Flow of Hope - Fm yokohama 84.7

横浜発ビートメーカー・15MUSが語る音楽との向き合い方

今回のゲストは、横浜を拠点に活動するビートメーカー兼MC15MUSさんです。

 

自分自身の声やスタイルを確立し、リスナーの日常や人生に寄り添う音楽を届けてきた15MUSさん。今回は、楽曲が生まれる瞬間や制作へのこだわり、コラボレーションの考え方、スランプとの向き合い方、そして活動の中で大切にしている「等身大でいること」についてたっぷりとお話を伺いました。

 

 

■ アコースティックギターから生まれた「花」

番組では、15MUSさんの楽曲「花 feat. yosuke610」の制作秘話を伺いました。

 

もともと多様なビートやトラックを制作している15MUSさんですが、「アコースティックギターを全面に出した楽曲を作りたい」という思いがあったそう。ご自身もギターを弾くものの得意ではないため、バンドでベーシストをしていた頃からの友人であるyosuke610さんにギターを依頼し、この楽曲が誕生しました。

 

自分一人ですべてを完結させるのではなく、異なる才能を持つ人と組み合わせることで新しい音楽が生まれる。15MUSさんのコラボレーションに対する考え方がよく表れている楽曲です。

 

 

■ 曲が生まれるのは「朝」と「お風呂」

創作のアイデアが浮かびやすい時間について聞くと、最近は「朝」だと分かってきたそうです。さらに、お風呂に入っているときなど、リラックスしている時間にもアイデアが浮かびやすいといいます。

 

思いついた瞬間を逃さないよう、常に携帯電話を近くに置き、すぐに音声を録音できるようにスタンバイ。一方で夜は、午前中に生まれたアイデアを形にしていく時間と役割を分けて制作を続けています。

 

 

■ 「自分がいい曲」と「売れる曲」

自分が良いと思う曲と、世の中で聴かれる曲の違いについて、「もちろん狙って作ります」と話す15MUSさん。しかし、すべてが思い通りになるわけではありません。

 

アルバム『STAND』に収録されたある楽曲は、本人としてはアルバムの中の1曲という位置づけでしたが、予想以上に多くの人に聴かれる結果となりました。「自分の想定を超えて曲が広がっていく」のも、音楽を作る面白さの一つなのだそうです。

 

 

■ 自分の曲が誰かの「思い出の曲」になる

リスナーから寄せられる「この曲を聴くと当時の出来事を思い出す」といったコメントに対し、15MUSさんは「ありがたい」と話します。

 

音楽にはそれぞれの人生と結びついている瞬間があります。自分の作った曲が誰かにとって同じような存在になっていることを知り、リスナーからのコメントを通して「音楽が持つ力」を改めて実感しているそうです。

 

 

■ 「低い声」を武器にする

15MUSさんの大きな特徴の一つが、その「低い声」です。 高い声を魅力として活かすアーティストが多い中で、「低い声を前面に出したアーティストがいてもいい」と考えたことが、自身のスタイルを確立するきっかけになりました。

 

無理に高い声を出そうとするのではなく、自分が持っている低い声をオリジナルとして突き詰め、「振り切ったほうがいい」という思いから現在のスタイルにたどり着いたといいます。

 

 

■ 常に「等身大」の音楽を届ける

15MUSさんの楽曲には、壮大な世界観というよりも、日常の中で起こる出来事や感情が描かれています。「自分が崖の上でヘリコプターに乗りながら曲を作っているようなイメージではないから」と笑うように、身の回りの等身大の出来事を自分の言葉で表現する。その「飾らなさ」が大きな魅力となっています。

 

 

■ スランプでも「制作を止めない」

曲が作れないスランプに陥ったときも、15MUSさんは制作を休まずに続けそうです。人の曲を聴いて刺激を受けたり、新しいジャンルに挑戦したりするうちに、自然とスランプから抜け出せるといいます。 「いつかできるだろう」という感覚で、まずは制作を止めないことがスランプとの向き合い方です。

 

 

■ 記憶に残る「サビ」と、妥協のない歌詞

90年代のJ-POP2000年代の音楽から影響を受けている15MUSさんは、長く記憶に残る曲には印象的なサビが不可欠だと考えています。大衆向けを意識しすぎて内容が薄くならないよう、最終的には等身大の自分が感じたことを言葉にし、聴き手の頭の中で映像として浮かぶようなパッケージングを心がけています。

 

 

■ これからも「続け続ける」

今後の活動について、大きな目標を掲げることよりも「今の活動を長く続けていくこと」を大切にしています。ゴールを決めすぎず、目の前にあるやりたいことに取り組みながら、少しずつ状態を良くしていく。そうして続ける中で、新しい野望や展望が見えてくると考えています。

 

また、リリース日は未定ですが、年内にまとまった作品を発表する予定で現在制作を進めているとのこと!それまでにも楽曲を発表していく予定ですので、今後の活動から目が離せません。

 

 

■ リスナーの方へメッセージ

「普通に頑張っている人はたくさんいるからこそ、普通ではなくなるくらい頑張る。そうすれば周りのことが気にならなくなり、自分自身と向き合えるようになる。」

今何かに迷っている人へ向けて、「ゴールを決めすぎず、自分と向き合いながら、まずはやりたいことを続けてみる。その先に見えてくるものが道しるべになる」と熱いメッセージをいただきました。長く音楽を続けてきた15MUSさんだからこその「続けることの強さ」が詰まったお話でした。

 

 

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