今回のゲストは、M株式会社で輸入通関業務を担当されている貫井香りさんをお迎えしました。
イタリアの新鮮な野菜や食材、ワイン、そして「アマーロ」や「グラッパ」といった伝統酒の輸入に携わる傍ら、なんと25年もの間、イタリアで暮らした経験を持つ貫井さん。今回は、波乱万丈な海外生活の中で培った価値観や、人生を豊かに生きるヒントについて、たっぷりとお話を伺いました。
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貫井さんがイタリアへ移住したきっかけは、フランス・パリで出会ったご主人とのご結婚でした。 初めてローマの地を訪れたとき、沈みゆく夕日を見つめながら、なぜか不思議な懐かしさを覚えたという貫井さん。その時、直感的に「私はまた、ここへ帰ってくるかもしれない」と感じたそうです。その予感が見事に的中し、そこから25年におよぶイタリア生活が始まりました。
移住当初はイタリア語がまったく話せず、言葉の壁に大きくぶつかったといいます。さらに、言葉が通じない異国の地での子育ても重なり、多くの困難に直面されました。
日本語、イタリア語、英語の3か国語が飛び交う環境の中、言葉の感覚をしっかりと身につけるまでには約5年もの歳月を要したと振り返ります。 また、ヨーロッパ特有の格差社会に戸惑う貫井さんに、ご主人は「自分を守るために、自分の意見はしっかりと言えるようになりなさい」と教えてくれたそうです。この言葉が、その後の貫井さんの大きな支えとなりました。
貫井さんが感じるイタリアの一番の魅力は、何と言っても「食文化の豊かさ」です。イタリアは地域ごとに異なる歴史や文化があり、それぞれ独自の郷土料理が発展しています。
番組内では、イタリアで古くから親しまれている食後酒「アマーロ」についてもご紹介いただきました。アマーロは薬草を原料としたお酒で、現地では主に消化を助ける目的で飲まれています。 中でも、オレンジピールを使用した上品な香りのアマーロは、ストレートで楽しむのはもちろん、エスプレッソに数滴加えたり、カクテルにアレンジしたりと、幅広い楽しみ方ができるのが魅力。貫井さんのお話を聞いているだけで、思わず試してみたくなりますね!
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ローマで暮らしていた貫井さんにとって、本場の家庭料理といえば「カルボナーラ」「カチョ・エ・ペペ」「アマトリチャーナ」の3つ。受け継がれてきた伝統の味は、どれも格別だそうです。 一方で、日本のイタリアンレストランについても「非常にレベルが高い」と絶賛! 日本人シェフの技術力の高さや繊細さに、深く感銘を受けていると語られました。
長年の海外生活を経て身についたのは、「自分が納得するまで、とことん確認する姿勢」。 現在のお仕事でも、どんなに小さなことでも曖昧なままにせず、徹底的に確認することを心掛けているそうです。それは単にミスを防ぐためだけでなく、「自分の考えや疑問を相手にきちんと伝える」という、イタリアで学んだコミュニケーションの大切さが根底にあります。
また、イタリアのファッションや自動車のデザインに見られる高い美的センス、そしてものづくりへの情熱や丁寧さは、日本の伝統的な「職人文化」にも通じるものがあると、両国の素晴らしさを語ってくださいました。
今回、貫井さんがリスナーの皆さんに一番伝えたかったメッセージ。それは「まず行動すること」の大切さです。 人はどうしても失敗を恐れて頭で考えすぎてしまいますが、まずは一歩を踏み出すこと。 「体が動けば、脳は後からついてくる」という貫井さんの言葉には、数々の困難を乗り越え、挑戦を重ねてきたからこその強い説得力がありました。
現在は輸入業務の経験を活かして活躍されていますが、将来的には友人たちと「健康に関するプロジェクト」を立ち上げたいという夢もあるそうです。「これまで周りに支えられてきた経験を、今度は社会に還元していきたい」という温かい想いが、貫井さんの原動力になっています。
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貫井さんの座右の銘のようなお言葉も印象的でした。 「幸せは向こうからやってくるのを待つものではなく、自分の足元にあるもの」
朝起きて、美味しいコーヒーを一杯飲めること。それ自体が立派な幸せであり、日常の小さな喜びに気づく力こそが、人生を豊かにしてくれます。人を変えようとするのではなく、自分自身の考え方や受け止め方を変えていくことの大切さを教えていただきました。
番組の締めくくりに、貫井さんの大好きな言葉として、アニメ『ルパン三世』の峰不二子の名言を紹介してくださいました。
「後悔は一生、勇気は一瞬」
今、もし苦しい状況や迷いの中にいる人がいたら、「今日まで生きてこられたのだから、これからもきっとなんとかなる」と、温かいエールを送ってくださった貫井さん。 最後に「大丈夫、という言葉を自分自身にも、周りの人にも届け続けたい」と笑顔で語る姿がとても印象的な放送となりました。
貫井香りさん、素敵なお話を本当にありがとうございました!
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