今回の放送では、ゲストに人力車車夫(店長)/ラジオパーソナリティの関森ありささんをお迎え!
浅草の街を人力車で駆け抜けながら、マイクの前でも元気を届ける“二刀流”の表現者として活動する現在に至るまでの歩みや、仕事に対する真摯な想いをたっぷりとお届けしました。
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もともとはアナウンサーを志していた関森さん。しかし、採用試験では高い実績を持つライバルたちとの差を痛感し、「自分だけの武器になる経験が必要だ」と考えるようになります。
講師の勧めもあり、軽い気持ちで飛び込んだのが人力車の世界でした。当時はまだ試験の真っ最中で、「3ヶ月ほどで辞めるつもりだった」と、当時の意外な心境を振り返ります。
しかし、現実は甘くありませんでした。 人力車を引く技術はもちろん、観光ガイドの知識やフリートークの瞬発力、コースの把握など、覚えることは山積み。運動経験がなかったこともあり、研修中には店長を乗せたまま転倒してしまうという苦い経験も。
「このまま辞めてしまっては、ただの失敗で終わってしまう」。
その強い思いが関森さんを突き動かします。 所属会社の社長から提案を受け、浅草を離れ、姫路で1ヶ月間の武者修行を敢行。3ヶ月浅草,姫路で1ヶ月合計4ヶ月の研修を経てストイックに技術を磨き抜いた結果、見事に車夫としての第一歩を踏み出すこととなりました。
人力車の仕事において重要なのは、お客様に合わせた「フリートーク」。 一方的なガイドではなく、目の前のお客様に興味を持ち、その場を楽しむことに集中する。この「自分本位ではなく、他人本位で考える」という姿勢は、現在のラジオでの活動にも大きな影響を与えているといいます。
「相手を楽しませようと努めることで、結果として自分もお客様からエネルギーをいただけるんです」
キャリア8年目を迎え、現在は店長として後進の育成にも携わっている関森さん。 男性が圧倒的に多い人力車の世界において、「唯一の女性店長」として、「女性が活躍できる姿を自ら示したい」と力強く語る姿が印象的でした。
指導の場では「教える側と教わる側は対等」「悩みはチャンス」という言葉を大切に、スタッフ一人ひとりと向き合っています。
アナウンサー試験では100社以上の不採用を経験。それでも腐らずに「人力車」と「伝える仕事」を継続してきた結果、現在はテレビ出演などのチャンスも掴み取っています。
「形は変わっても、諦めずに続ければ夢は叶う」。その言葉には、多くの挫折を乗り越えてきた彼女だからこその重みがありました。
最後に、今後の目標について伺いました。 これまで自分を育ててくれた浅草や江東区といった下町の地域を、今度は自分が盛り上げていきたい。地域への還元と発展に向け、関森さんの挑戦はこれからも続いていきます。
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