今回のゲストは、一輪車アーティストとして活躍されている岡部莉奈さん。 現代サーカスのエッセンスを取り入れた唯一無二のパフォーマンスを披露されている岡部さんに、一輪車への情熱や、日々の心構えについてたっぷりとお話を伺いました。
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競技としての一輪車と、岡部さんが追求する「身体表現」としての一輪車には大きな違いがあるといいます。
「一輪車が主役ではなく、あくまで体が主役。一輪車がまるで自分の背骨の一部になったかのように自由に動き、観客が一輪車の存在を忘れてしまうような表現を目指しています」
そんな岡部さんが一輪車に出会ったのは、地元・青森のクラブで観たステージ。美しい衣装に身を包んだパフォーマンスに、一瞬で心を奪われたそうです。
一輪車の世界は非常に繊細です。 サドルの位置がわずか1mmずれるだけで違和感を覚え、衣装のわずかな重みの変化が回転の重心を狂わせることも。
そんなシビアな世界で体を支えるため、岡部さんは毎日ピラティスを欠かしません。 「以前は外側の筋肉が強すぎましたが、ピラティスでインナーマッスルを鍛えたことで、外側の力が抜け、しなやかに踊れるようになりました」と語る岡部さん。現在はピラティスの指導者としても活動されています。
競技の枠を超え、舞台や現代サーカスの道へ進んだきっかけは、大学時代に出会ったフランス人演出家との作品作りでした。
「技術を磨かなければ」「何者かにならなければ」と苦しんでいた時期。 しかし、その演出家が「生きること」を何より大切にする姿を見て、**「まず自分らしく生き、感じたことを大事にすれば、技術は後からついてくる」**という確信を得たといいます。
国内外の数々の舞台に立ち続ける岡部さんですが、今でも本番直前までプレッシャーに押しつぶされそうになるそうです。
昔: 失敗しないように、と意識が向きがちだった。
今: 緊張感さえもエネルギーに変え、ポジティブな力として舞台に持っていけるようになった。
かつて舞台『火の鳥』に出演した際に授かった言葉が、今でも大きな支えになっていると教えてくれました。
同世代がファッションやメイクで外側を飾るなか、岡部さんは少し異なる視点を持っています。
「外側をコーティングする前に、まずは自分らしくいられる場所を探すことが大事。ありのままの自分と向き合う時間を大切にしています」
一人で外食を楽しんだり、家で掃除に没頭したり。 「自分と向き合う時間」や「何も考えない時間」を作ることが、アーティストとしての純度を保つ秘訣のようです。
今後の目標については、「常にその時やりたいことができる状態でいたい」と語る岡部さん。 最後に、リスナーの皆さんへ素敵なメッセージをいただきました。
「好きなことや、やりたいことがあれば、未来のことを考えすぎて足踏みするのではなく、今の『やりたい!』という新鮮な気持ちのまま、まずはやってみることが一番大切です」
生で見た時の圧倒的なスピード感と迫力。そして「人間離れした存在感」――。
皆さんもぜひ、彼女の創り出す幻想的な世界観に触れてみてください。
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