Flow of Hope - Fm yokohama 84.7

「一輪車は背骨の一部」アーティスト岡部莉奈が描く、重力を忘れる身体表現

今回のゲストは、一輪車アーティストとして活躍されている岡部莉奈さん。 現代サーカスのエッセンスを取り入れた唯一無二のパフォーマンスを披露されている岡部さんに、一輪車への情熱や、日々の心構えについてたっぷりとお話を伺いました。

 

■ 「身体表現」としての一輪車

競技としての一輪車と、岡部さんが追求する「身体表現」としての一輪車には大きな違いがあるといいます。

 

「一輪車が主役ではなく、あくまで体が主役。一輪車がまるで自分の背骨の一部になったかのように自由に動き、観客が一輪車の存在を忘れてしまうような表現を目指しています」

そんな岡部さんが一輪車に出会ったのは、地元・青森のクラブで観たステージ。美しい衣装に身を包んだパフォーマンスに、一瞬で心を奪われたそうです。

 

■ 繊細なコンディション調整と「ピラティス」

一輪車の世界は非常に繊細です。 サドルの位置がわずか1mmずれるだけで違和感を覚え、衣装のわずかな重みの変化が回転の重心を狂わせることも。

 

そんなシビアな世界で体を支えるため、岡部さんは毎日ピラティスを欠かしません。 「以前は外側の筋肉が強すぎましたが、ピラティスでインナーマッスルを鍛えたことで、外側の力が抜け、しなやかに踊れるようになりました」と語る岡部さん。現在はピラティスの指導者としても活動されています。

 

■ 現代サーカスとの出会いと「生きること」

競技の枠を超え、舞台や現代サーカスの道へ進んだきっかけは、大学時代に出会ったフランス人演出家との作品作りでした。

 

「技術を磨かなければ」「何者かにならなければ」と苦しんでいた時期。 しかし、その演出家が「生きること」を何より大切にする姿を見て、**「まず自分らしく生き、感じたことを大事にすれば、技術は後からついてくる」**という確信を得たといいます。

 

■ メンタルと成長:緊張を力に変えて

国内外の数々の舞台に立ち続ける岡部さんですが、今でも本番直前までプレッシャーに押しつぶされそうになるそうです。

 

昔: 失敗しないように、と意識が向きがちだった。

今: 緊張感さえもエネルギーに変え、ポジティブな力として舞台に持っていけるようになった。

かつて舞台『火の鳥』に出演した際に授かった言葉が、今でも大きな支えになっていると教えてくれました。

 

■ 岡部莉奈さんの「自分らしさ」の守り方

同世代がファッションやメイクで外側を飾るなか、岡部さんは少し異なる視点を持っています。

 

「外側をコーティングする前に、まずは自分らしくいられる場所を探すことが大事。ありのままの自分と向き合う時間を大切にしています」

一人で外食を楽しんだり、家で掃除に没頭したり。 「自分と向き合う時間」や「何も考えない時間」を作ることが、アーティストとしての純度を保つ秘訣のようです。

 

■ 今後の展望とメッセージ

今後の目標については、「常にその時やりたいことができる状態でいたい」と語る岡部さん。 最後に、リスナーの皆さんへ素敵なメッセージをいただきました。

 

「好きなことや、やりたいことがあれば、未来のことを考えすぎて足踏みするのではなく、今の『やりたい!』という新鮮な気持ちのまま、まずはやってみることが一番大切です」

 

生で見た時の圧倒的なスピード感と迫力。そして「人間離れした存在感」――

皆さんもぜひ、彼女の創り出す幻想的な世界観に触れてみてください。

 

詳しくはこちらをチェック!

岡部莉奈 公式サイト

 

番組へのメッセージやリクエストはこちらまでお待ちしてます!

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