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今日のイーネテレフォンゲスト!植物学者の田中修さんが登場!!

今日はイーネテレフォンゲスト!
甲南大学特別客員教授 の 田中修さん とつながりました!!


田中修さんは…
農学博士。現在は、植物生理学をご専門とする、甲南大学特別客員教授・名誉教授。
これまでに、ベストセラーの『植物はすごい』をはじめ、
さまざまな植物に関する書籍を多数書かれています。


田中先生のご専門「植物生理学」では、“植物の生き方”を研究。
動物は動き回るころができるけれど、植物はできない。
しかしそれは、できないのではなく、必要がないから。
植物は動き回らなくても、自分で光合成をして自分の体をつくっている。
その仕組み、能力をもっているから。…そんな研究をされています。



そんな田中先生が脳神経学者の丹治邦和さんと書かれた本が、
「かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学」


新の研究で分かった植物の香りのすごさ!
アロマオイルなど、植物から作り出す香りには様々な効果・効能があります。
なぜ、植物は香るのか?そして、なぜそれがヒトの心と体に作用するのか?
キモクセイやバラ、シソ、ユズなど、なじみのある植物たち全63種類に関して、
最新の研究成果に基づき解説します。


とにかく身近な植物を集めた、という田中先生。
香りは、姿も形もない。香ったとしても、ほのかなものも多い。
しかしその香りのはたらきがわかってくると、“ただものではない!”ということがわかってきます。


たとえば…

「ピーマン」
ピーマンといえば、苦い。栄養があるのに、子どもは苦手な子も多く、なかなか食べない。
そこで、種苗会社が苦くないピーマンを作った。
苦いピーマンと苦くないピーマンの違いを研究した。
すると、苦みのあるピーマンには、「クエルシトリン」という物質が浮かび上がった。
ところがその物質だけ食べると苦くない…。
さらに調べると、ピーマンには香り成分「ピラジン」がある。
この「クエルシトリン」と「ピラジン」を一緒に食べると、あのピーマンの苦さを感じる!!
ということで…鼻をつまんで食べるとピーマンの苦みを感じない、という言い伝えがありますが…
科学的な根拠が得られたのだそうです。


「ローズマリー」
ローズマリーの香りは、記憶力や集中力を高める、といわれています。
最近の研究で、実際にローズマリーの香りを嗅ぐ人、ラベンダーの香りを嗅ぐ人、
そして何も嗅がない人のグループに分かれて実験。
記憶テストの前、テスト中と香りを嗅いでもらった結果…
「ローズマリー」の香りを嗅いだ人だけが、記憶力・集中力が高まることがわかりました。




「サクラ」
桜餅の葉からはおいそうな香りがするけれど…実は、虫にとっては嫌いな香り。
普段、サクラの葉からは香りはしてきません。
くしゃくしゃと揉んでみたり、千切ってみたり、傷つけた時にのみ、香りが現れます。
これは、虫に食べたれた時も同じ。
虫に食べられて葉が傷つくと、あの香りが漂ってきます。
サクラは虫たちから自分たちを守っているのですね。




ほかにも、身近な植物の香りについて、
なぜ?どうして?の答えがぎゅっと詰まっています!
山と渓谷社から発売中、
田中修さんと丹治邦和さんの本、
「かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学」を、
今日は抽選で5名の方にプレゼント!!


メールは、ene@fmyokohama.jp
FAXは、045-224-1019 イーネまで!



「かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学」
https://www.yamakei.co.jp/products/2820580440.html



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