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この春、新たな一歩を踏み出します!3/11キッズフォトジャーナル 釜石編

今日のエシコンは、先週に引き続き、
東日本大震災後、2011年の6月からスタートしたプロジェクト
「3/11キッズフォトジャーナル」に注目!

東北の子どもたちが、ふるさとの復興の様子や街の変化、
そこに暮らす人々を写真とともに記事にして、世界の人たちへ発信してきました。

今日は、そのプロジェクトに参加されていた
岩手県釜石OBの 岡道一平さん にお話を伺いました!

Photo by ©Yumi Goto / 311 Kids' Photo Journal


『3/11キッズフォトジャーナル 岩手、宮城、福島の小中学生33人が撮影した「希望」』
2012年に講談社から出版されました!

Photo by ©311 Kids' Photo Journal

この本掲載時、岡道さんは中学3年生。
こちらは、この活動を始めた頃の岡道さん。Photo by ©Masaru Goto / 311 Kids' Photo Journal


震災後、全国から支援物資が届いたり、自衛隊の方が一生けん命働いている姿をみて
中学生のご自身に無力感を抱いていた岡道さん。
震災から1~2か月後、3/11キッズフォトジャーナルに誘われ、
何か被災地に出来ることがあるならやってみたいと思い、参加したそうです。

学生の岡道さんならではの視点で伝えられればと、
これまで住んでいた場所の周りや、小学校、中学校をメインに、
高校1年生まで、定期的に、写真でふるさとの様子をリポートされました。

岡道さんは、来週大学院を卒業。新社会人として、建設業で震災の経験を生かし、
また、震災が風化しないよう、そういう活動に参加していきたい、と話してくれました。


📷岡道さんが、3/11キッズフォトジャーナルに残してき写真

Photo by ©Ippei Okamichi / 311 Kids' Photo Journal

津波が押し寄せた岡道さんが通った釜石東中学校
書籍掲載時の岡道さんによるキャプション:
根浜海岸から500メートルしか離れていない中学校も、被災してしまいました。

Photo by ©Ippei Okamichi / 311 Kids' Photo Journal

津波で流された岡道さん自宅跡

Photo by ©Ippei Okamichi / 311 Kids' Photo Journal

 通っていた箱崎小学校に飾っていた釜石市箱崎町の地図  

この2枚の写真について、書籍掲載時の岡道さんによるキャプション:
箱崎のぼくの自宅あとです。
14年間住んでいた、もっとも思い出のある場所です。
津波で家ごと流されてしまい、残ったのは祖父の部屋にあったタヌキの置物だけでした。
震災前は、古くて「早く捨てればいいのに」と思っていましたが、今はとても大切に感じます。
避難経路が描かれた地図は、以前ぼくが通っていた小学校に掲示してあったものです。 

Photo by ©Ippei Okamichi / 311 Kids' Photo Journal

Photo by ©Ippei Okamichi / 311 Kids' Photo Journal

この2枚の写真について、写真新聞掲載時の岡道さんによるキャプション:  
夏にはまだあった校舎が、冬になって来てみると、瓦礫になっていました。
懐かしくもなった反面、とても寂しかった。
もうすぐ震災から2年。これからも前を向いて頑張っていきたいと思う。


「3/11
キッズフォトジャーナル」本出版後は、オフィシャルサイトでリポートを発信されています。
岡道さんのリポートページを、ぜひご覧になってみて下さい。

2014年5月23日

2014年9月1日

2015年1月26日

2016年 Web Bellmarkとのコラボ企画のページ

2019年11月13日「自身とふるさとの今」



3/11キッズフォトジャーナル

オフィシャルサイト https://www.kidsphotojournal.org/

Facebook https://www.facebook.com/KidsPhotoJournal/

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