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今日は、「オノマトペ」に注目❗

絵本作家・髙野紀子さんにお話を伺いました❗

髙野紀子さんは……
これまでに、ロングセラーシリーズである『「和」の行事えほん』をはじめ、
『着物のえほん』、『テーブルマナーの絵本』、『数え方のえほん』など
親子で楽しく学べる絵本を多数描かれているほか、
都内で絵画教室「小さな水彩塾」を主宰されています。



そんな髙野さんが書かれた本が、
『日本語オノマトペのえほん』

「オノマトペ」って?
音や動物の鳴き声を表す「バタン」や「ワンワン」などの擬音語と
物ごとの様子や、心の動きを表す「しょんぼり」「ドキドキ」などの擬態語の
両方を合わせてオノマトペと呼びます。
いわゆるカタカナ語で、元はフランス語だそう。

どの国の言葉にも自然現象の天候や動物の鳴き声のオノマトペはあるそうですが、
日本語には、心や体の様子を表すオノマトペがとても多いのが特徴と言われています。
例えば「痛み」のオノマトペだけでも「ズキズキ、シクシク、ジンジン、ヒリヒリ、チクリ」など
たくさんあって この違いを外国語に訳すのは難しいそうです!



放送では、オノマトペクイズを出題していただきました!

第1問!「笑い」のオノマトペから問題です。
カン高く軽々しい感じの笑い声を表すオノマトペはどれでしょう?

①ゲラゲラ ②ケラケラ ③ニコニコ

正解は……




「ケラケラ」です!
①のゲラゲラは濁点がついただけで、ケラケラより遠慮なく大声で楽しそうな印象になります。
③のニコニコは笑い声ではなく顔の表情のオノマトペです。




第2問!「歩く」のオノマトペから問題です。
足取り軽やかに急ぎ足の様子を表すオノマトペはどれでしょう?

①ずんずん ②てくてく ③スタスタ

正解は…




「スタスタ」です!
①のずんずんは脇目も振らず迷いなく歩く様子で、スタスタより強さや重みが感じられます。
②のてくてくは同じ調子でひたすら歩く様子で、急ぐ感じはあまりしません。




第3問!「食べる」のオノマトペからの問題です。
次から次へと口に運んで たくさん食べる様子を表したオノマトペはどれでしょう?

①もりもり ②パクパク ③ガツガツ




どれもたくさん食べる印象ですが
正解は……「もりもり」です!
②のパクパクは量よりも軽やかさを、③のガツガツはむさぼり食べるような感じが表されています。


本には
「消えてゆくオノマトペ、生まれてくるオノマトペ」も紹介されています。

身の回りの道具などはどんどん新しくなって、
ダイヤル式の電話機のダイヤルを回す「ジーコジーコ」
呼び出し音の「リーンリーン」というオノマトペや、
ダイヤル式の次のプッシュ式電話機の「ピッポッパッ」「トゥルルル」という
オノマトペも固定電話が減ってきて消えつつあります。
道具や行いが無くなると それにまつわるオノマトペもなくなってしまいます。

去年はコロナ禍で、いろいろな行事が中止になってしまって
それらにまつわるオノマトペを聞くこともありませんでした。
祭り囃子の「ドンドン、ピーヒャララ」や
運動会の応援の「ワーワー」響く歓声などが聞こえてこず、寂しかったそうです。

去年聞くことのできなかったオノマトペが消えてしまうことのないように、
今年は賑やかな楽しい音がたくさん聞けるといいな! と髙野さん。



さらに「ふるさとのオノマトペ」について……
例えば「ごそごそ」というオノマトペ、
「箱の中をごそごそ探す」といった使い方しか知らなかったそうですが

・寸法が大きすぎる(三重)
・隙間風で肌寒い(大阪)
・急ぐ様子(福岡)

など地域によって全く違う意味で使われているそうです!

他にも元気で盛んな様子を表す「わりわり」というオノマトペが
秋田県と、秋田から遠く離れた新潟県の佐渡や、
長崎県の壱岐でも同じ意味で使われているそうなんです。

そんなことを知ると「昔、船での交流が盛んだったのかな」など
いろいろな空想が広がって面白いとお話していただきました。




📖『日本語オノマトペのえほんは、あすなろ書房から発売中です❗
👉http://www.asunaroshobo.co.jp/home/search/info.php?isbn=9784751529690

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