
今日のエシコンでピックアップしたのは…
「自然災害とこれからの住まい選び」について
株式会社あゆみリアルティーサービス 代表 田中歩さん に伺いました。
田中さんは、日経新聞などで「20代からのマイホーム考」など、不動産コンサルタントとして
様々な情報発信をされています。
去る7月6日に、国土交通省がとりまとめた「総力戦で挑む防災・減災プロジェクト」によって、
家を借りたり・買ったりするときの、不動産会社とのやり取りに変化があったそうです!
どんな変化があったのか...
以前は、不動産を買う時・借りる時にする重要事項説明の中に、
水害のリスクの有無についての説明の義務はありませんでしたが、
この8月から、各地方公共団体で発表している水害ハザードマップをもとに
該当するエリアかどうかを説明する義務が、不動産業者に課せられるようになりました。
絶対安全な場所が少ない日本、リスクを踏まえつつ、
その物件を購入したり、借りたりするケースもあるそうです。
例えば、地下には大事なものは置かない
火災保険に水災のオプションをつけるなど、少しずつリスクを軽減する作業をする。
また、地域で連携して命を守るという体制が出来ている地域かどうか
見ていくことも、これからは大切なのではないか、ということだそうです。
これからの住まい選びでの注意点👆
・各地方公共団体から出ているハザードマップを確認しましょう!
「洪水」だけでなく「内水」についてもチェック。
洪水は川が氾濫して浸水するリスクですが、
内水は、街の排水設計以上の雨が降った場合に水が溢れるリスクなんです。
・国土地理院の地理院地図で、土地の成り立ちを確認しよう!
☞ https://maps.gsi.go.jp/
<地理院地図の見方>
1.日本地図上で、調べたいエリアを拡大
2.画面左上にある「地図」ボタンをクリック
3.出てきた項目から「土地の成り立ち・土地利用」をクリック
4.続いて出てきた項目から「地形分類(ベクトルタイル提供実験)」をクリック
5.地形分類(自然地形)をクリックすると、地図の色が変化。
調べたい場所にカーソルを合わせて、マウスやタッチパッドの左をクリックすると、
どんな時なのかが出てきます!
※地形分類(人工地形)をクリックすると、地図の色が自然地形と違う形に変化。
どんな風に人工的に生成したエリアかどうかが、クリックすると分かります。
これからの住まい選びに、また、今住んでいる所の土地環境の確認に、ご参考下さい😊
田中さんが代表を務められている、不動産コンサルティング&仲介
(株)あゆみリアリティーサービス https://www.ayumi-ltd.com/