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陸から川、そして海へ  廃棄物流出のメカニズム!

今日のエシコンでピックアップしたのは…

陸から川、そして海へと流れ出るゴミの発生源把握を重視した調査分析について

日本財団 常務理事 海野光行さん に伺いました。

先月、「陸域から河川への廃棄物流出メカニズムの共同調査」に関する報告会がありました。

海洋ゴミはどこから来るのか?

海洋ゴミに「海」がついているので、海上や海辺で¥で発生していると思われがちですが、
その多く、7~8割は陸で発生したもの。
それが川に伝わって、海に流出しているんだそうです。

具体的にどのように海に流出しているのか、
どこから?なぜ? ゴミの発生メカニズムを解明しよう

日本財団と日本コカ・コーラで、全国の河川流域の調査を実施。
その中には、横浜を流れる境川も含まれています。

その結果、大きく分けて2種類のゴミがあることが分かりました。
①自ら捨ててしまうポイ捨て、投棄系のゴミ
②私たちが意図しないところから漏れ出てしまう、流れ出てしまう漏洩系のゴミ

ライフスタイルが多様化することにより、ゴミの収集時間と生活のリズムが合わずに、
時間通りに捨てられなかったり、別の場所に捨ててしまったり、
生活が苦しくて有料のゴミ袋を買うことが出来ず、正規のゴミ取集場所に捨てられなかったり、
車の中で出たゴミを捨てられなくて、つい所定の場所以外に捨ててしまったり....
社会的な問題、産業構造、ライフスタイルの変化などが要因で、
ゴミのポイ捨てをせざるをえない状況が発生してしているんだそうです。

一方、集積所が用水路の橋に設定されることが多いので、
ちゃんと捨てていても漏れ出て、そのまま川に直接流れてしまう、
河川の応急処置等で使われた土嚢やビニールシートが時間が経つにつれ劣化して
風に流れて川に流れ海へ流れていく。
さらには、農地で使われている肥料のプラスチックが、雨が降って用水路に流れ、
川から海まで流れ出ていたりしているんだそうです。

そういったゴミを生み出さないために私たちが出来ることは...

自分が出しているゴミが漏れ出てしまっている、ということを意識しながら
ゴミを出すことが必要。
また、どんなゴミになるかを考え、使う商品をしっかり選ぶ。
漏れ出ててゴミにならないよう、地域のゴミ集積場の管理を適正に、ゴミ集積場の設定を改める。

企業は、作った製品がどうゴミになるかを考えて、モノづくりに取り組む。


私たちの生活を少し改善するだけでも、川から海へと流れ出てしまうプラごみを減らせそうです。
一緒に取り組んでいきましょう🤗

🌏日本財団
「海洋ごみ対策と資源循環を目的とした河川流域調査の報告会
~海洋ごみとして流出する使用済みプラスチック資源を、限りなくゼロに近づけるために~
日本財団 × 日本コカ・コーラ共同事業 について

https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200221-40860.html

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