E-ne! ~good for you~ - Fm yokohama 84.7

YES! For You 今回のテーマ「環境配慮」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今週は、
カランダッシュ ジャパン 株式会社 
マーケティング&PRマネージャー 竹内七重さん が登場!!



カランダッシュが取り組む環境配慮について。



まずは、カランダッシュジャパンについて教えてください。
カランダッシュは1915年に、スイス ジュネーブの鉛筆工場としてスタートし現在まで、
同じジュネーブに本社と自社工場を置くスイス唯一の筆記具・画材 ブランドです。
1920年代後半には、戦争や世界恐慌の関係で鉛筆をつくるための物資が不足したため、
木材の代わりになる材料を探す必要がありました。そこで考えたのが 金属でボディをつくる
ことでした。しかし金属がボディですと削ることができませんので、ノックをすることで
押し出しをするというチャック給芯式というものを開発したのが、1929年。そして
『フィックスペンシル』という太目の芯を入れたものが929年に誕生しています。これは、
メカニカルペンシル。いわゆるシャープペンシルの原型だという風にも言われています。
その後、鉛筆からフィックスペンシルの流れを汲んで、金属のメカニカルペンシル、そして
ボールペンシルということで、高級筆記具『エクリドール』が1953年に誕生しています。
そのあとは、アルミニウムのボディーに変えまして、こちらはカジュアルで遊び心がある筆記具
『849』という、ちょっと暗号みたいな名前なのですが、1969年に誕生しています。


カランダッシュは環境面では、どのように取り組んでらっしゃいますか?
ヨーロッパは環境に対する関心や取り組みが大変高く、スイスに本社を置いている
カランダッシュ自体も、企業の姿勢としても社会的責任というところをキチンと果すのが
大切だと考えています。中でもカランダッシュは鉛筆をはじめとしてボールペンもそうですし、
画材もそうですし、物を製造している企業でございます。様々な環境の資源など、色々なものを
扱っていますので、商品の安全性や正当性、環境への配慮、資源の有効活用などにおいて
様々な取り組みを行っています。

例えば、具体例を挙げるとしたらどんなことがありますか?
私たちは、もともと鉛筆工場からスタートしているので、鉛筆はたくさん木を使いますよね。
その、カランダッシュの全ての鉛筆、色鉛筆はFSC(森林管理協議会)ないしは
PEFC(森林認証プログラム)の認証を受けています。FSCというのは国際的な
森林管理 NGOで、こちらは、どのような組織かというと、林業経営者や木材業者、
環境保護団体や先住民族、森林組合などで構成されて います。こちらにキチンと認められた
正当な正しい資源。使って問題がないというようにされている森林を使って、
鉛筆を作らせていただけています。
やはり、そういうことを踏まえると、より一層使っていて気持ちが良いですよね。



やはり、お話しを聞いていますと、スイス・ジュネーブから生まれたブランド
ということもありまして、ヨーロッパの皆さんは環境への意識も元々高いと思うのですが、
そういったことを感じられる場面などありますか?
そうですね。私たちの同僚にしてもそうですし、あとは、スイス人の方、一般の方についても
そうなんですが、とにかく物を買うというときに、どのような事を大切に考えているかという
お話しで、価格ももちろんそうですが、あとはデザインだったり、もちろん日本の方と同じように
気にはしているんですけども、特に印象的だったのが、企業がキチンと責任を果たしているか
どうかというのが、うたわれているかどうかが、大きなポイントだと言っていました。
なかなかまだ日本では、増えてはいますけど、そういう風に物を選ぶ。買うまでにどんな
ストーリーがあるのかまで、ちょっとまだ追いつけてはいないのかな、って気はしていますよね。
はい、そこが大きなポイントだということを、今までわたくしどもも当然うたってきては
いるんですが、スイス人の方ほど、キチンと念頭に置いて判断できているのかなというのは、
少し感慨深いというは、考えさせられるなということはありますね。


先ほどカランダッシュで使われている木材について、様々な認証を受けているというお話しも
ありましたが、その木材、CO2という所で。そういった所への配慮はいかがでしょう。
CO2に関して言いますと、たとえば、鉛筆を製造した過程で発生している、間伐材というのが
発生しているんですけども、そういったものに関しては年間50トン排出しています。
ただそれを小さなレンガくらいのサイズに加工しまして、それを工場のセントラルヒーティング
の熱源という風にして使っておりまして、この焼却システム自体というのが、クリーンな
システムを採用しておりまして、年間で8.3トンの二酸化炭素。CO2を削減する形になっています。
もうひとつ大きなこととしては、自社工場が本社のすぐ横にあるんですけども、そちらの屋根に
800平方メートルにわたってソーラーパネルを設置しておりまして。
広いですね!
近くに大きなビルがないので、日当たりもすごく良いと思うんですけど。
そちら年間で23トンの二酸化炭素の排出削減になっているという形ですね。
そのあたりもちゃんと循環システムが整っているというのもとてもいいですね。



CARAN d'ACHE カランダッシュ

https://store.carandache.com/jp/ja/






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