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YES! For You 今回のテーマ「ゼロ・カーボン・ヨコハマ②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今週も、
横浜市温暖化対策統括本部 本部長 薬師寺えり子さん が登場!!




引き続き、「ゼロ・カーボン・ヨコハマ」について。



再生可能エネルギーについて教えてください。
再生可能エネルギーとは、太陽光発電とか風力・地熱といった化石燃料と違って
枯渇する心配のないCO2の発生しないエネルギーの事です。横浜の場合、風力や水力の
ポテンシャルはあまり高くありませんから、おもに太陽光発電ということになると思います。
特に最近は、自然災害が頻発していますから、停電の際のいざというときの電源として、
温暖化対策だけでなく、防災の観点からも太陽光発電が注目されています。
太陽光発電はどうしても天候の影響を受けますから、蓄電池とセットにするのが理想です。

熊本地震の時もそうでしたし、北海道での地震も全域がブラックアウトという、
あの地震からもやはり、こちらへの注目というのは集まっているでしょうね。
そうですね。太陽光発電はどうしても天候の影響を受けますから、
蓄電池とセットにするのが理想です。蓄電池はまだお高いですけれども、普及が進めば
値段は下がってきますので、いざという時に備えて、ご検討いただければと思います。

ちょっとここで質問なのですが、色んな条件を無視して極端な事をいいますと、
横浜市民みなさんが太陽光発電にすれば、ゼロカーボンが達成できるということでしょうか?
残念ながらそうではありません。横浜のような大都市は、市域で生産できる
再生可能エネルギーの量が限られているので、かなりの量を、再生可能エネルギーが
豊富な地域からもってこなくてはなりません。再生可能エネルギーの「地産地消」と、
「広域連携」を両方進める必要があります。現在、横浜市では、横浜に電気を供給してくださる、
再生可能エネルギーが豊富な自治体と、調整を進めているところです。



関連して「低炭素な電気」についてもご紹介します。
2016年から電力の小売りが自由化されて、今、神奈川県内に電気を供給している事業者も
凄く多くなっています。同じ電気でも、燃料に何を使うかによってCO2の排出量が変わってきます。
再生可能エネルギー100%の電気であれば、CO2排出量はゼロということになります。
来年度から、横浜市では、事業者がどんな性質の電気を販売するか、市民の皆様に公表する制度、
「電気の低炭素化の普及を促進する制度」を始める予定です。

こう言ったことが公になるっていうのは、私たちからしてもとても助かりますよね。
そうですよね。価格はもちろんとても重要ですが、CO2排出量の視点からも、
どんな電気を選ぶか、消費者が選択できる時代になっています。市民の皆様が低炭素な電気を
選択すれば、事業者はより低炭素な電気を供給するようになります。374万人の市民の皆様が
「環境」の視点で行動してくだされば、企業の温暖化対策を促す大きな力になりますので、
どうぞよろしくお願いします。



温暖化対策本部では2019年。来年のラグビーワールドカップ。
それから2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、すでに動き出しているそうですね。
はい、そうなんです。「カーボンオフセットプロジェクト」です。
2019年のラグビーワールドカップで、決勝・準決勝を含めて7試合。
オリンピック・パラリンピックでは、サッカーと野球・ソフトボールの試合が開催されます。
こうしたスポーツイベントでも、会場の照明や、選手・観客の移動などで二酸化炭素、
CO2が発生します。試合会場の照明をLEDにしたり、観客に公共交通機関の利用を呼び掛けたり、
イベントで発生するCO2を削減する努力をしますが、どうしても減らせない分を、
市民の皆様の省エネ行動で減らした分のCO2で埋め合わせします。
この「埋め合わせ」することを「オフセット」すると言います。皆さんのご協力で、
ワールドカップ、オリンピック・パラリンピックを環境にやさしい大会にしたいと考えています。
このプロジェクトをきっかけに、省エネ行動が広がり、定着するとさらに素晴らしいと思っています。

どうしても、先週少しお話ししましたが、COPの気候変動に関する世界的な会議の中でも
日本は少しこういう事に遅れているととらわれてしまう残念な現状がありますから、
こうやってカーボンオフセットプロジェクトによって、国外にも「やれてるぞ!」、
これまでに日本とは違うぞ!というのを、見せていきたいですよね。
発信したいですね。

では、最後にリスナーの皆さんにメッセージお願いします!
横浜市の温暖化対策のゴール「ゼロカーボン・ヨコハマ」を、まずは、多くの市民の皆様に
知っていただきたいと思っています。もちろん、この「Yes For You」や、
「ヨコハマ・エコスクール」の活動も、リスナーをはじめ市民の皆様への
大切なメッセージのひとつです。「ゼロカーボン・ヨコハマ」はとても困難なゴールですが、
これが達成できないと、私たちを取り巻く環境が非常に厳しい状況になってしまうことが
科学的に明らかなゴールです。これから、私たちは、全市的な温暖化対策のムーブメントを
おこしていきたいと考えていますので、ラジオをお聞きの皆様、どうぞご協力をお願いします。








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