E-ne! ~good for you~ - Fm yokohama 84.7

YES! For You 今回のテーマ「地域貢献②」

毎週月曜日にお引越し、「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、横浜市栄区にある、横浜市登録地域史跡、
通称「田谷の洞窟」の保存活動をされている
田谷の洞窟保存実行委員会 田村裕彦さん が登場!!

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田谷の洞窟の維持と自然環境には、深いつながりがあるんだそうです。

明らかに気候変動が起きているんだと思う。気象庁などが発表している
過去10年くらいの統計データは年間のゲリラ豪雨の発生回数って過去10年で
10回くらい増えている。洞窟内のレリーフは、よくゲリラ豪雨の後に剥離が起きる。
去年は埼玉大学の室内実験で水分が大切だということがわかってきたんですが、
実際の現象としても降雨量によって痛み方が違う、ということがわかってきている。
剥がれ落ちるものの量も違ってくる。単純に10回増えている分、洞窟には10回
リスクが増えているということになる。これは、今後増え続ける想定がされている。
でも、これは止まらない。できるものであれば、上の山の環境…樹木とかの
コントロールができたら、現状維持としては嬉しい。そのためには、
現状どんな木があるのかを調べなくちゃいけない。

木の種類によっても、根の伸ばし方とかどういった状態に強いのか、とかそれを
あまりに先読み
しすぎても、これまで築かれてきたものと変わってきそうですよね。
そうなんです。だからまずは現状把握、それを認識する、ということですよね。
実はこの洞窟保存活動って、里山の環境保全活動に直結するということに
なってきているんですよね。



環境調査の中に、人的インパクト調査、というのがある。山を削って住宅や畑に
しちゃうとか、地形が変わることによって環境が変わる。当然地盤の中も
変わってくる。なので、今は環境調査と同時並行で古いこの地域の写真を調べて
どれくらい変わったのかも調べようと思っている。洞窟って江戸時代くらいから
とても地域に根付いているもので、江戸時代後期には、地元の人達が修復している。
土着の文化財といえる。なのでもっと地元の人に洞窟の事について知って欲しいし、
もっと誇りに思っていいとも思っている。今、地域の人にも参加をいろいろ促して、
何人か手が上がってきている状況なので、こういった事を通して里山や農村の風景
そのものに価値があるんだということに運んでいければいいな、と思っているん
ですよね。




こうやって田谷の洞窟の保存をし始めて、2年。これから私たちが田谷の洞窟と
関わっていくとしたら
どのようなところに接点を持っていけますか?
たぶん、農村部の地元の人たちと、都心部に住む僕らのような人たちとでは
かなり意識が違うんだと思うんですよね。農村部の人たちからしたら自分たちに
とって遊び場だったから、砂場みたいなところが「え!?そんなにすごいの?」と。
同じように里山や農村の風景にも当てはまっていて、僕ら都会人・都心居住者には、
そういうことにはすごく価値があって、すごくありがたい、と思っていると
思うんですよね。地域と一緒に、というその地域の範囲って、周辺地域だけじゃ
なくて、もうちょっと距離、半径が近いところからの人たちにも関心を持って
いただいて、こういった調査活動にも参加してもらえたりすると一番良い。
そして、里山の保全にも繋がるんじゃないかな、とそっち方向に進められたら
いいな、と思っているんですよね。



…と、お話してくださいました!








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