
環境分野のエキスパートが登場。
毎週ラジオセミナーを開講する「YES! For You」!!
今日は、Impact HUB Tokyoの岩井美咲さん
WWFジャパンの山内愛子さんが登場!!
持続可能な水産業について、お伺いしました。
先ずはじめに、WWFジャパンとImpact HUB Tokyoについて、教えて下さい。
WWFは「人と自然が調和して生きられる未来を目指す」ことを目的に、
世界100ヶ国以上で活動をしている国際環境NGOです。私たちの環境の取り組みは
多岐に渡るんですけども、私が普段担当しているのは海洋の生態系の保全ですとか
私たちが普段食べている魚であったりシーフードをどういう風に末永く食べ続けていくか
というのを担当しています。
Impact HUB Tokyoは今目黒に拠点があり、全世界で今86拠点に広がっております
グローバルコミュニティで社会的なインパクトを生む起業家の育成を行いながら
起業家育成のプログラム等の運営をしているコミュニティになっております。
そんなWWFジャパン とImpact HUB Tokyoがコラボレーションした
「Ocean チャレンジプログラム」これは、どんなプログラムなのでしょうか?
こちらは日本の中でも海の環境保全であったり、魚を大切に食べようといったことに
関心のある方たくさんいると思うんですけども、そういった方が実際にビジネスを
始めようとした時にうまくWWFでサポートができないか考えていたんですね。
そんな時にImpact HUB Tokyoさんとお会いしまして色々とお話させて頂く中で
アイデアを募っていって出来たプログラムになります。
現在このプログラムの参加者を募っている段階で選考に選ばれた参加者は東京で
全体で合計7日間のワークショップを通じて事業計画案のブラッシュアップをしていきます。
ホームページを拝見しますと、集まった仲間がチームとなってお互いに磨き合う
同志を作る7日間ということで このホームページの雰囲気自体もインパクトの
あるものだなってここだったら何か自分も作り出せる人間になれるんじゃないかなと
刺激されるような感じなんですけどでもその刺激を受けても、どこでどう出していけば
いいか分からないにとってはすごく良い拠点になりそうですよね。
中々自分だけで取り組みをしようと思うとアイデアに行き詰ってしまったりとか
その先の発展に困られる方もいらっしゃると思うんですけども、これは我々自身も
WWFの中でこれをやんなきゃあれをやんなきゃと思うんですけど、中々新しい
アイデアが生まれる余裕が無くなってしまったり、そういった自分たちの経験も
踏まえて皆さんが自由活発に色んなアイデアを膨らませて新しいことにチャレンジ
できるような場になれば良いなという風に思っています。
「持続可能な水産業」と言いますと、どのようなものなんでしょうか?
今実は世界の海では我々人間が普段の食事の時に食べる魚とかシーフードの
資源の量がどんどん減ってきています。これはもちろん人口も今世界中で増えて
いますので食べる人たちが物理的にすごく増えて来ているということもありますし
昔は魚が食べられなかった地域であったり国であってもそういった魚を食べる習慣が
定着してきた、いろいろな理由があるんですけども、やっぱり食べる人が増えて
そして捕れる技術が良くなってくると今度はそれをどういう風に残しながら捕っていくのか
ということが非常に大事な課題になってきている。実は魚であったり水産物は
適正な量だけ毎年捕ってあげれば残った魚がちゃんと再生産をしてある一定の
資源量を保ってくれるシステムが内包されているんです。ところがいま私たちは
そのラインを超えて食べ過ぎてしまっているなので残っている魚だけではもう
次の世代を残せない種類の魚も増えて来ている。そういった課題に直面して
今世界中でそういった我々にとって大事な食糧である魚と海の環境を保全しながら
資源を利用し続けていこうよということで持続可能な水産業というものが
促進されるようになってきています。
…と、お話してくださいました!
Ocean チャレンジプログラムは現在参加者を募集しています。
応募の締め切りは来年1月8日ですが、オンラインでの事前説明会が1月6日にあります。
詳しくはOceanチャレンジプログラムのHPまで。
http://www.team360.impacthub.tokyo/