2019年3月30日番組ブログ

【プレゼント受付終了】3/29オンエアーでご紹介した作品

エリート教師と問題だらけの生徒の交流と成長がユーモアたっぷりに描かれる感動作「12か月の未来図」

フランスが誇る名門アンリ4世高校の教師フランソワは、ある日突然、パリ郊外の教育困難中学に送り込まれます。いわゆる“生粋のフランス人”を相手にしてきたフランソワにとって、移民など様々なルーツを持つ生徒たちの名前を読み上げるのも一苦労。しかし、カルチャーショックに打ちのめされながらもベテラン教師の意地で問題児たちに向き合っていくのでした。そんな中、お調子者のセドゥが遠足で訪れたベルサイユ宮殿でトラブルを起こし退学処分になってしまいます。フランソワはこれまで感じたことのなかった使命感から、彼の未来を守るための戦いに挑むのですが…。

フランスで大きな社会問題となっている移民の子供たちが直面する学力低下と教育の不平等を描いています。監督は、オリヴィエ・アヤシュ＝ヴィダル。彼は、よりリアルな教育現場を描くために中学校に２年間通い、500名の生徒と40名の教師と共に学校生活を送りこの作品を完成させたそうです。

『12か月の未来図』
4月6日(土)より岩波ホール他全国ロードショー
©ATELIER DE PRODUCTION - SOMBRERO FILMS -FRANCE 3 CINEMA – 2017
配給：アルバトロス・フィルム

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本年度のアカデミー賞でメイクアップ＆スタイリング賞を受賞した、アメリカの悪名高き副大統領の姿を描く『バイス』

悪名高き副大統領とは、ジョージＷブッシュ政権の時の第46代副大統領ディック・チェイニー氏。アメリカをイラク戦争へと導いていった張本人と言われています。この映画では、チェイニー副大統領が、いかに密かにホワイトハウスの権力を掌握し、その後の今に至る世界情勢に多大な影響を与えたかを描いています。

チェイニー副大統領役は、クリスチャン・ベール。クリスチャン・ベールは、約20キロにおよぶ体重の増量、一度あたり5時間近くを要する特殊メイクを施して撮影に挑んだという事です。その他のキャストとして、チェイニーの妻のリンに扮するのは、エイミー・アダムス。スティーヴ・カレルがラムズフェルド国防長官、サム・ロックウェルがブッシュに扮しています。監督は、『マネー・ショート　華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ。

『バイス』
４月５日（金）TOHOシネマズ日比谷他全国公開
©2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
配給：ロングライド

◆本日のつながりシネマ◆
『デーヴ』（1993）

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ベルリンの壁崩壊、旧東ドイツで暮らす人達に焦点を当てた慎ましく幸せな物語『希望の灯り（あかり）』

舞台は、旧東ドイツ、ライプツィヒ近郊のスーパーマーケット。内気で引きこもりがちなクリスティアン(27歳)は、ある騒動の後に建設現場での仕事をクビになり、在庫管理担当としてこのスーパーマーケットで働き始めます。この職場では、仕事のいろはやフォークリフトの操縦の仕方を教わり、クリスティアンにとって父親のような存在になっていくブルーノをはじめとした様々な仲間に出会い、さらには、謎めいた魅力を持つスイーツセクションの同僚のマリオン(39歳)と親密になっていくのですが…。