K's Cinema Review - Fm yokohama 84.7

【プレゼント受付終了】3/22オンエアーでご紹介した作品

1950年代ハリウッドで活躍した大女優と若手舞台俳優の”歳の差”も”キャリアの差”も超えた恋を描く、実話をもとにしたラブストーリー『リヴァプール、最後の恋』

1950年代ハリウッドで活躍した大女優とは、『悪人と美女』(1952)でオスカー助演女優賞に輝き、4度の結婚歴を持つ自由奔放な女優として知られるグロリア・グレアム。舞台は、1981年。この年の9月、グロリア・グレアムのかつての恋人ピーター・ターナーの元にグロリアがイギリス・ランカスターのホテルで倒れたという知らせが飛び込んできます。「リヴァプールに行きたい…」そう懇願するグロリアに対して ピーターはリヴァプールにある自分の実家でグロリアを療養させることにします。ピーターの家族やリヴァプールを懐かしみながらも、全く病状を明かそうとしないグロリア。心配になったピーターは、アメリカの主治医に連絡をとり病状を確かめると、彼女の死が近いことを悟るのでした…。果たして、最後までグロリアがリヴァプールに拘り続けた理由とは?

原作は、ピーター・ターナーが1987年に発表した同名の回顧録。キャストは、大女優グロリア役に4度アカデミー賞にノミネート経験を持つ、実力派のアネット・ベニング。ピーター役には『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』のジェイミー・ベル。


リヴァプール、最後の恋
3月30日(土)より、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー
© 2017 DANJAQ, LLC. All Rights Reserved.
配給:キノフィルムズ


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現代のベトナムを描く2本の映画『漂うがごとく』、『ベトナムを懐う』

『漂うがごとく』は、ハノイを舞台に満たされない想いを抱えながら彷徨う現代のベトナム人女性を描いた第66回ヴェネツィア国際映画祭の国際批評家連盟賞受賞作。 満たされることのない人間の孤独や欲望を表現し、登場人物がそれぞれ抱える心の乾きが、湿度の高いベトナムの風景や水の流れなど美しい映像と共に描かれています。

漂うがごとく
(原題:Choi voi/英題:Adrift)
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショー
©Vietnam Feature Film Studio1,Acrobates Film
配給:ムービー・アクト・プロジェクト

『ベトナムを懐う』(「懐う」は「おもう」と読みます。)は、人気の舞台劇を映画化した作品で、祖国を離れ、ニューヨークで暮らす3世代のベトナム人たちの物語。長く戦争が続いたベトナムの哀しい歴史を背負いながら、異国で故郷を懐うそれぞれの想いを丁寧に描き出しています。

ベトナムを懐う
(原題:Dạ cổ hoài lang/英題:Hello Vietnam)
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショー
©HKFilm
配給:ムービー・アクト・プロジェクト


◆本日のつながりシネマ◆
『地獄の黙示録』(1980)


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イラク戦争の真相を追い続けた新聞記者たちの知られざる実話を描く社会派ドラマ『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』

舞台は、ジョージ・W・ブッシュ大統領がイラク侵攻に踏み切ろうとしていた2002年。新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局の記者たちは取材を進めるうちに、破壊兵器の証拠は見つからず、政府の捏造、情報操作である事を突き止めます。記者たちは、真実を伝えるために批判記事を世に送り出していましたが、NYタイムズや、ワシントン・ポストなどの大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダーはかつてないほど愛国心が高まった世間の潮流の中で孤立してきます。それでも記者たちは大儀なき戦争を止めようと、米兵、イラク市民、家族や恋人の命を危険にさらす政府の嘘を暴こうと奮闘するのでした…。

イラク戦争の大義名分「大量破壊兵器」の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた4人の記者たちの奮闘を『スタンド・バイ・ミー』の名匠ロブ・ライナー監督が映画化。(自らも出演)キャストは、『スリー・ビルボード』の名演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソン、『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マースデン、その他、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールなどが出演しています。

記者たち~衝撃と畏怖の真実~
3月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
© 2017 SHOCK AND AWE PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:ツイン


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本日のプレゼント

①『リヴァプール、最後の恋』劇場鑑賞券を3組6名様

②『漂うがごとく』か、『ベトナムを懐う』のどちらかが鑑賞できる劇場鑑賞券を3組6名様

③ロブ・ライナー監督のサイン入り『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』のマスコミ用パンフレットを2名様

<応募方法>

住所・氏名・年齢、そして「ご希望の賞品」を忘れずに書いて
eメールでご応募ください。

アドレス:cinema@fmyokohama.jp

締め切り:2019年3月25日(月)正午

※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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【角谷浩一が選んだミシェル・ルグラン】

●『シェルブールの雨傘』オリジナル・サウンドトラックより
♪第3部 帰還/1959年6月:フィナーレ-ジュヌヴィエーヴ、ギイ

●『華麗なる賭け』オリジナル・サウンドトラックより
♪風のささやき/ノエル・ハリソン

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