
今夜は9月17日から公開される映画「ハイヒール革命!」の監督、
古波津陽さんにお話をうかがいました。
古波津監督は、1973年生まれ。
グラフィックデザイナー、ショートフィルム製作を経て
2009年『築城せよ!』で長編映画監督としてデビュー。
子ども向け番組や長編ドキュメンタリーの監督を務めるかたわら、
2013年には密室スリラー『JUDGE』でメガホンをとっていらっしゃいます。
そして最新作がこの「ハイヒール革命!」です。
ハイヒール革命!
9月17日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
(C)2016「ハイヒール革命!」製作委員会
「ハイヒール革命!」はトランスジェンダーである真境名ナツキさんが主人公。
男性として生まれた真境名さんは、性同一性障がいを抱えていて、
小学校入学時にプレゼントされた黒いランドセルに違和感を覚えます。
中学では、スカートをはいて登校したかったけれど教師から
「あなた自分がおかしいこと、わかってる?」という冷たい言葉をかけられたり、
友達にもバカにされたりする辛い日々を過ごします。
そんな中でも、真境名さんは、家族の支えのもと、様々な悲しい出来事を
乗り越えていきます。そしてなりたい自分に近づくために奮闘を続け、
10代を終える頃、ついに女性に生まれ変わるべく手術することを決心します。
その真境名ナツキさんが主人公でありながら、
この作品はLGBTとはなにかということを問うたり、説明したりする映画ではありません。
ひとりの人の人生、そしてその人生を支えるまわりの人たち、
その人たちの存在の大きさを考える作品。
この作品の中の真境名さんの姿に、
もしかしてこれは自分のことかもと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
自分がノーマルだとか、常識人だとか、マジョリティーだとか、
社会の真ん中にいるとか、そういう風に思い込んでいる方々にこそ見ていただいて
何かを感じ取って欲しい、と古波津監督と角谷は話していました。
作品はドキュメンタリーパートと再現ドラマパートで構成されています。
ドラマパートで真境名さんの役を演じた濱田龍臣くん。
高校時代の先生である藤田朋子さんをはじめ、
ドラマパートに出演している俳優のみなさんの演技も光ります。ぜひ劇場でご覧ください。
都内ではヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋で見ることができます。
公開情報は公式サイトでご確認ください。
https://www.facebook.com/highheels2016/
https://twitter.com/highheels0917
劇場鑑賞券プレゼント
今夜はこの「ハイヒール革命!」の劇場鑑賞券を、2組4名さまにプレゼントします。
<応募要領>
住所・氏名・年齢を書いてメールかファックスでご応募ください。
メールアドレス:cinema@fmyokohama.co.jp
FAX:045-224-1019
締め切り:9月12日(月曜日)正午
※当選者の発表は劇場鑑賞券の発送をもって代えさせていただきます。