K's Cinema Review - Fm yokohama 84.7

「シング・ストリート 未来へのうた」

今日は公開中の「シング・ストリート 未来へのうた」をご紹介しました。

_

『シング・ストリート 未来へのうた』

大ヒット公開中 © 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

監督は『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』など、

これまでも音楽映画を手がけてきたジョン・カーニー。

自身もバンドメンバーとして、ベースを弾いた経験や、

ライブ映像やPVの監督を務めてきたという経歴があるそうです。

「自分自身を反映した作品を作りたかった」と語っていて、

今回は自伝的要素も含まれているんですね。

主人公・コナーを演じるのは、フェルディア・ウォルシュ=ピーロくん。

ほっぺが赤くて素朴な感じが、とても初々しいダブリン出身の男の子。

2000年生まれだそうです。

ストーリーは1985年、大不況のダブリン。コナー少年は14歳。

父親の失業をきっかけに、荒れた学校に転校させられ、両親のけんかで

崩壊寸前の家庭で暮らしています。楽しみといえば、音楽に熱中する兄と一緒に

ロンドンのミュージック・ビデオをテレビで見ること。

デュラン・デュランのRIOのMVを見て、ふたりはいたく感動します。

お母さんも、ヴォーカルのサイモン・ル・ボンを見て、

「かっこいいわね〜」なんていうんです。

ある日、街で見かけた女の子・ラフィーナの大人びた美しさに

ひと目で心を撃ち抜かれたコナーは、「僕のバンドのヴィデオに出ない?」と

声をかけます。バンドなんかやったことないのに、です。

そのあと慌ててバンドを組み、ロンドンの音楽シーンを驚愕させる

PVを撮る!と決意して、猛練習と曲作りの日々が始まります。

_2_2

80年代風のファッションに身を包み、お化粧をして、外見もかわっていきます。

同じものにむかって頑張る仲間ができて、学校でうけるいじめや

先生からの不条理、そういったものも吹き飛ばしていく力も得るんです。

_1

監督のダブリン愛と少年たちの成長する姿が80年代の音とともに広がる、

とても清々しい作品です。

M、デュラン・デュラン、A-HA、ザ・クラッシュ、ザ・ジャムなど、

ワクワクウズウズする曲もたくさん登場します!

音楽が人と人の心をつなぎ、人生を変えていく、そんな音楽のパワーも感じます。

若い世代はもちろん、40代、50代のみなさんもきっと楽しめます。

 

「シング・ストリート 未来へのうた」

神奈川県内では横浜ブルク13、川崎チネチッタ、109シネマズ湘南、

都内ではヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントなどで公開中。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

<劇場鑑賞券プレゼント>

今日はこの「シング・ストリート 未来へのうた」の劇場鑑賞券を

2組4名さまにプレゼントします。 

<応募方法>

アドレス:cinema@fmyokohama.co.jp

FAX:045-224-1019 

締め切り;7月18日(月曜日)正午

※当選者の発表は鑑賞券の発送をもってかえさせていただきます。

 

top