
今日は2つ新作をご紹介。
本日から公開されている「ラサへの歩き方〜祈りの2400km」です。
『ラサへの歩き方~祈りの2400km 』
7月23日(土)、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 配給:ムヴィオラ
チベットの小さな村から聖地ラサ、そしてカイラス山へ。
はるか2400kmを“五体投地”で、ほぼ1年かけて歩く11人の村びとの
チベット巡礼旅の様子を描いたロードムービー。
監督は、「こころの湯」「胡同のひまわり」のチャン・ヤン。中国人の監督です。
五体投地とは、両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏して祈る、
仏教でもっとも丁寧な礼拝の方法。
チベットには今も聖地巡礼を、五体投地で礼拝しながら、
長い時間をかけて進んでいく人々がいます。
映画は、丁寧に村人たちの暮らしを見せ、
大げさにすることなく巡礼を撮る、というスタイル。
さりげない会話や行動の中から「他者のために祈る」という
チベット仏教の考え方を伝えています。
毎日忙しくてイライラ・・・
暑くてイライラ・・・
電車が混んでイライラ・・・
ニュースを見ていても、ちょっとのことで人を傷つけたり、
喧嘩になったりしているなと感じる昨今の社会に
何かを気づかせてくれる作品。
宗教映画ではありませんが、苦行から見えるものは何か、
人生観はどんなものか、その心のありかたが見えてきます。
東京ではシアター・イメージフォーラムにて今日から公開、
神奈川県内では川崎市アートセンターで近日、
シネマ・ジャック&ベティにて11月12日公開予定です。
詳しくは公式サイトをご確認ください。