
三菱重工パワーインダストリーpresents 明日にやさしく!
山や海、自然豊かな神奈川県で環境にやさしい活動をされている方々のインタビューをお届けしていきます。
今週は今年更新されました「神奈川県 レッドデータブック 植物編」について、神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸部長、田中徳久さんにお話を伺いました!
先週は、今年の3月、神奈川県としては、およそ6年ふりに更新された『神奈川県レッドデータブック2022』として「 植物編』についてお話していただきました。
今回、神奈川県のレッドデータブック植物編に掲載されたのは、絶滅から注目種まで合わせて1033となっていますが、具体的に減っている植物では、大和市で発見されたセンダイタイゲキや三浦半島のイズアサツキなどです。
【センダイタイゲキ】
【イズアサツキ】
1995年以降、神奈川県では水辺や草原の植物、雑木林の植物などが、環境の変化や消失で危機的な状況にありますが、その例では、キキョウはほぼ壊滅的な状況で、オカオグルマなども激減しています。
貴重となってしまった植物たちを守るためには具体的な保護活動などに協力する、ということ以外にも、まずは、みなさんの身の回りにどんな植物があり、どんな生活をしているか、興味を持っていただければ、と思います。
場所によっては、帰化植物だらけで驚かれるかもしれませんが、ご近所のちょっとした小さな自然に、レッドデータ植物が、ひっそりと生き残っているかもしれません。
知らないことには、何も始まらないと思います。
「生命の星・地球博物館」では人間も含め、そこに生活している生物の生育環境の基礎である大地に関する特別展示が開催中です。
また、夏休みの間、特別に自由研究の相談も実施していますので、ご利用ください。
もちろん、自由研究や夏休みに限らず、自然に関する質問は、いつでも受け付けています。
参考HP
神奈川県レッドデータブック植物編
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/cnt/f12655/p1197000.html
神奈川県立生命の星・地球博物館
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/cnt/f12655/p1197000.html
神奈川県立生命の星・地球博物館【公式】
@seimeinohoshiPR