
ついに本格的に暖かくなってきましたね〜。
お洋服の衣替えと一緒に、車の春支度もしていきましょう!
車のワイパーが「ガガガ…。ゴゴゴ…。」と、鳴ることはありませんか?
この音は「ビビリ音」と呼ばれ、ワイパーが劣化することで発生し、
劣化は、冬の間の凍結の影響によって進行します。
耳障りな「ビビリ音」が鳴ってしまうのはもちろんですが、
それと同時にワイパーが本来の役割を果たすことができなくなり、
フロントガラスに拭きムラができるようになってしまうことも…。
こうなってしまっては運転にも支障が出るので、ゴムの交換を検討しましょう。
ゴムの寿命は、およそ1年間。
しかし雨風にさらされていた場合はもっと短くなってしまいます。
でもちょっと待った!
交換の前に、自分でワイパーをメンテナンスしてみませんか?
今の時期、花粉や砂埃が飛び交っているので、思いのほかワイパーが汚れています。
汚れが原因で「ビビリ音」が発生することもあるので、
濡らした雑巾などで、一度拭き掃除をしてみることをお勧めします。
タイヤの春支度もしましょう。
“スタッドレスタイヤ“をまだ交換していない方はいませんか?
タイヤの交換のベストな時期はズバリ、今!
気象庁のデータによると、道路などの氷が張る最後の日は
例年3月10日頃までと言われています。
ぜひこの機会にスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ交換してください。
タイヤ交換の際は、外したタイヤの保管方法も知っておきたいですね。
交換後のタイヤは泥や道路のほこりなどが付着して汚れているので、
水洗いをしてから保管しましょう。
ちなみに金属チェーンなども一緒に水洗いして、
サビ止めスピレーをかけて保管しておくといいと思います。
また、タイヤは直接地面や床に置くと、
タイヤの色が移ることがあるので、下に何かを
敷いたり、棚の上などに寝かせて積むのがポイントです。
それから紫外線と湿気から守ってあげることも大切。
外に放置していたりすると寿命を縮めてしまうので、
雨や水のかからない風通しが良い室内に保管しましょう。
定期的に空気の入れ替えをしてあげるとgoodですね!
ところで、「スタッドレスタイヤを交換しないままでもいいや」と思って、
春や夏の間も使い続けていると、思わぬデメリットがあります。
さてここで今日のクイズです。
スタッドレスタイヤを一年中つけたままにしておくデメリットとして
挙げられるものは、次のうちどれでしょう?
1:気温が高いとゴムが溶けはじめてしまう
2:ブレーキが効き過ぎて急ブレーキになる
3:濡れた地面で滑りやすくなる
正解は・・・
3:濡れた地面で滑りやすくなる
スタッドレスタイヤは濡れた道路で滑りやすくなり、
特に、水溜りの上で高速走行するととても滑りやすくなります。
その理由は・・・
スタッドレスタイヤには吸水性能という機能があり、
雨の日には水分を多く含んでしまい、タイヤと路面の間に水の膜ができ、
滑りやすくなるのです。
これを「ハイドロプレーニング現象」と言い、教習所などでも習いましたよね。
ちなみに選択肢の2番、「ブレーキが効き過ぎて急ブレーキになる」は、逆。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べてブレーキの性能が落ちるので、
乾いた道路では止まるまでの距離が長くなってしまいます。
そのほかにも燃費が悪くなるなどといったデメリットもあるので、
なるべく早めに交換をしましょう。
ということで今日は、車の春支度についてのお話をご紹介しました。