現在、建設が進められている新東名高速の神奈川県区間・・・
その中の区間のうち、
「厚木南IC~伊勢原JCT」間の、
およそ4kmがもうすぐ開通します。
開通日は、3月17日の午後3時から!
ということで開通前に、新東名高速についての情報をご紹介したいと思います。
今回の開通によって、新東名・東名・圏央道の3つがつながりますが、
この3つの道がつながると、どんな便利なことがあるのでしょうか?
簡単にご説明すると…。
まず一つ目はルートを選ぶ楽しみが増えるということ。
例えば、上り線では、伊勢原JCTから圏央道に出る場合、
東名を使うか、新東名を使うか、選択する楽しみができます。
東名を使う場合は海老名JCTから、
新東名の場合は海老名南JCTから圏央道へ接続可能です。
ちなみに、伊勢原JCTでは、
「新東名下り線から東名下り線」「東名上り線から新東名上り線」の
行き来のみができるJCTとなっています。
では今回開通する区間は、どんな道になっているかというと・・・
ほとんどが高架橋という地上に架けられた橋でできて、
東名よりも車線数が少ない片側2車線ですが、
道の線形も緩やかで走りやすいそうですよ。
もう一つのメリットは、
高速道路を利用する人たちが道を分散できるようになるので、
渋滞緩和に期待がされています。
東名高速の渋滞ワーストスポットといえば「大和トンネル」。
道にあまり詳しくない方でも、ラジオの渋滞情報などで一度は耳にしたことが
あるのではないでしょうか?
東名の上り線では、大和トンネルを先頭とする渋滞が、
圏央道と接続する海老名JCTよりも西まで延びてしまうことがあります。
今回の開通によって、新東名経由で圏央道へ入れるようになるので、
その渋滞を回避できるようになる…というわけなのです。
ちなみに大和トンネルでは、2020年までを目標に、
片側3車線から4車線に拡幅する工事も行われていますので、
これから東名・新東名の利用がますます便利になりそうですね!
ところで、今回開通になる区間は全長およそ4kmですが、
2012年に開通した、
新東名の御殿場JCT〜 三ヶ日JCT間の
開通の時には、今回よりもはるかに長い区間が一度に開通となりました。
この記録は、これまで開通した日本の高速道路のうち、
一度の開通としては最長であったそうです。
さて、ここで今日のクイズです。
2012年の新東名の
御殿場JCT~三ヶ日JCT間の開通の時、
およそ何キロメートルの区間が一度に開通になったでしょうか?
1:およそ120km
2:およそ140km
3:およそ160km
正解は・・・
3:およそ160km
2012年に開通された、
新東名の御殿場JCT〜 三ヶ日JCTの開通の時には、
なんと162kmの区間が一度に開通となりました。
これが、日本の高速道路のうち、一度の開通としては最長記録であったそうで、
NEXCO中日本はこれを「史上最長の作戦」と呼んで、
一丸となって開通を進めてきたそうです。
その効果もあってか、開通後の交通量は、
新東名と東名でおよそ半分づつの量となり、
GWなどの交通渋滞も次第に緩和されていきました。
NEXCO中日本が公開している東名の渋滞回数のデータを見ると、
開通前の2011年から2017年までで、
なんと、およそ9割も渋滞回数が少なくなっています!
過去に渋滞緩和実績のある新東名だけに、
今回の「厚木南IC~伊勢原JCT」間の開通も期待できそうですね!
ということで今日は、新東名高速道路の新開通区間についてご紹介しました。