
これから卒業式・入社式など、着物やスーツを着て移動する機会が増えますね。
しかし、気を付けておかないと、車の中で服にシワや汚れがついてしまいます。
ということで、今日は車で洋服がシワにならず、清潔に保つコツをご紹介します!
洋服のシワを防ぐには、座り方に気をつけることが大切です。
まずは、スーツを着ている時の「座り方のコツ」をご紹介します。
・座り方のコツ1つ目。ひざをなるべく曲げずに座ること。
座った時は通常ひざが曲がります。
その時にパンツのサイドの生地がたるみ、
ひざ裏の生地がヒダ状に寄ることで
シワができてしまいます。
膝を伸ばして座ることで、ある程度避けることができるんですよ。
・続いてもう一つのコツ。浅く腰掛けること。
太ももの裏とお尻の生地は、押しつぶされることでシワができます。
押しつぶされる面を小さくするために、浅めに腰掛けましょう。
・そして最後。脚を組まない。
脚を組むと、生地がくしゃっとなってしまうので、
シワを避けるためにはなるべく我慢しましょう。
これらを意識するだけで、シワのつき方が大きく変わってきます!
着物の場合も同様に座り方のコツがあります。
・まず、生地を伸ばしながら座る事。
座る時に、左手でおしりの下をスッと撫でる様に生地を伸ばしてあげましょう。
着物の裾が乱れないように注意しながら、お尻から座る。
そうすると、生地が伸びた状態で座れるので、シワが付きにくくなります。
・また、乗り降りの際は、頭を車の天井にぶつけないように注意しましょう!
意外と自分の髪の高さを忘れてぶつけてしまう…
といったケースがあるそうです。
盛り髪の人は特に注意ですね!
・スーツと同じく膝をなるべく曲げずに浅く腰掛けるのもポイントです。
ちなみに浅く座るのが辛い人は、骨盤サポートチェアなどを使えば、
シワの出来にくい姿勢を保ちやすくなります。
他にもあると便利なグッズは、
ジャケットなどを掛けておけるカーハンガー。
ヘッドレストを利用して装着するタイプのカーハンガーなら、
後方の視界を遮らずに服を吊るすことができます。
たとえばAPというブランドから発売されている車内用ハンガーは、
ジャケットの裾が床につかない十分な高さに設計されています。
ところで、シワにはもちろん注意したいですが、
車の中は意外と汚れているので、
着物やスーツの汚れにも気をつけたいところですね。
特にスーツで乗る際は、車内のあるものが原因で
テカリ汚れが発生してしまうこともあります・・・。
さてここで今日のクイズです。
車内における、スーツの"テカリ"を発生させる原因となるものは
次のうちどれでしょうか?
1:エアコンの風
2:シートの静電気
3:シートベルトの擦れ
正解は・・・
3:シートベルトの擦れ
スーツのテカリの原因は、「圧力」と「摩擦」です。
車内では、シートベルトの摩擦によって繊維などが押しつぶされ、
スーツの表面がツルツルになってしまいます。
また、シートベルトは実は手垢や汗などで相当汚れているので、
シートベルトカバーを使ったり、
フェイスタオルなどを挟むなどしておくことで汚れを防げます。
大切な着物で乗る時も同様に
シートベルト汚れがつかないようにしてあげると良いと思います。
ということで今日は、車内でできる洋服のシワ、
汚れ対策についてご紹介しました。