
毎日寒い日が続きますね。
朝や夜、特に気温が低い時間になると、
車のフロントガラスが霜で凍ってしまうことがあります。
今日は、そんな厄介な霜の対策方法についてお話ししたいと思います。
フロントガラスが凍っている時に、「熱湯をかける」というのはNGです!
その理由を簡単にご説明すると、、、
そもそも、車のフロントガラスは二枚のガラスと、
その間に挟まれた特別なフィルムを合わせた構造になっています。
熱湯をかけると外側のガラスだけが膨張してしまい、
外側と内側のガラスの膨張率に大きな差が生まれ、
結果として外側のガラスが曲がってしまう・・・。
これによってフロントガラスに亀裂が生じたり、
最悪の場合、フロントガラス交換といった事になってしまうので、
くれぐれも注意しましょう。
軽度の霜であれば、
15〜20度程度のぬるま湯や、水道水でも簡単に取ることができます。
バケツに水をくみ、かけながら少しずつ溶かしていきますが、
大体バケツ2杯分くらいの水をかけると良いでしょう。
しかし、外の気温が0度以下になっている場合に限っては、
水をかけた瞬間に凍結してしまうこともありますので注意が必要。
そんな時は市販の解氷スプレーなどを使用すると、
心配なく霜を取ることできますよ。
スプレーが無い…という場合は、とにかく暖気をしましょう。
エアコンをONにして、吹き出し口を「デフロスターモード」という、
フロントガラスを温めるモードに設定しておく。
そうすると大体5分から10分で霜を取ることができますよ。
エアコンで暖気をする場合、注意することが一つあります。
それは、雪が積もっている場合は
マフラー付近の雪を取り除いてあげるということ。
マフラーを雪で塞いでしまうと、排ガスが車内に逆流してきてしまい、
一酸化炭素中毒になってしまうことがあります。
毎年こういった事故が少なからず起きているので注意しましょう!
では霜はどのように予防をしたら良いのでしょうか?
寒い地方の人は、フロントガラスの撥水加工を行っているそうです。
撥水加工されたフロントガラスは、霜がガラス面から浮いた状態で凍るので、
手でサッと払うだけで霜を取ることができます。
また、カー用品店などで販売している
フロントガラスカバーをかけておくのも効果的です。
外気とフロントガラスとが触れなければ、凍りつくのを防げます。
もしご自宅に予防できるアイテムが無いという場合・・・
家にあるちょっとしたものを、夜、ガラスにつけておけば
霜が付きづらくなります。
さてここで今日のクイズです。
ご家庭にあるもので、フロントガラスの霜を溶かすのに
役立つと言われているアイテムはなんでしょうか?
1:コーヒー
2:酢
3:ミネラルウォーター
正解は・・・
2:酢
フロントガラスの霜を取るには、「お酢」を使うとよいと言われています。
その訳は、大きく分けて二つあり、
・酢は凍る時の温度がマイナス10℃なので、
水が凍る時の温度よりも低いため氷にくくなるから
・酢に含まれている糖分などの成分が、フロントガラスに膜を作るため
といった理由があるのです。
使い方は、お酢3に対して水1の割合で混ぜ、
これをフロントガラスにたっぷりつける。
もしくはスプレーボトルなどに入れて吹きかけます。
前の晩からスプレーするのもオススメです。
ただし、酢はゴムやスチールを劣化させる危険性もあるので、
ワイパーを立てたり、ボディにつかないようにしたり、
お酢が触れないようにしましょう。
毎日使うというよりも、応急処置として使うくらいがオススメです。
ということで今日は、フロントガラスの霜対策についてお話ししました。